資料1には、「カタツムリは殻をつくるカルシウムが必要なことから、カルシウム分が得難い地方では繁殖に苦労し、種類や数もあまりおおく見られません。カタツムリが殻をつくるおもな目的のひとつは、乾燥から身を守ることにありますが、殻のかわりに粘液の分泌量をおおくして身を包みこめば、カルシウム分のすくない地方にも進出していくことができるわけです。このため、殻を放棄して粘液だけで体を包み、新天地を求めて進化していったのがナメクジのなかまということになります。」とある。 資料2では、「ナメクジとは、陸に棲む巻き貝で、殻を退化させたもののことだ。」とある。 NDC 軟体動物.貝類学 (484 9版) 参考資料 資料1:大垣内宏『カタツムリの生活』築地書館,1997,153p.参照はp.14 資料2:盛口満『ゲッチョ先生のナメクジ探検記』木魂社,2010,245p.参照はp.36 キーワード 照会先 寄与者