東日本大震災で不通になっているJR山田線宮古―釜石駅間について、JR東日本、県と沿線4市町(宮古市など)、三陸鉄道の3者は6日、三鉄移管による鉄道復旧についての基本合意書を交わした。同区間を三鉄が運行することが正式に決まった。 基本合意書では、土地、鉄道施設、現状復旧工事費(約140億円)、移管協力金30億円、車両(8両)などを、JRが自治体側に無償提供することが明文化された。譲渡車両は新造で、8両分の相当額(約12億円)を自治体側に提供することもありうるとしている。 鉄路のかさ上げなどにかかる約70億円は、沿線自治体の街づくり事業と一体化することで自治体側が国費を活用する。避難路などの設置も自治体側が行う。三鉄が求めている枕木のコンクリート化などの施設強化は「三鉄が所有する施設と同程度の水準まで強化する」と定めた。 基本合意書を補う覚書では、復旧に向けて国に支援を求めていくことも盛り込ん
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