中南米を中心に流行が続くジカ熱について、アメリカなどの研究グループが2種類のワクチンを開発し、マウスを使った実験でジカウイルスの感染を防ぐことに初めて成功したと発表しました。 グループでは、中南米を中心に流行が続くジカ熱について、ウイルスの一部を材料にした「DNAワクチン」と、病原性を無くしたウイルスを使う「不活化ワクチン」の2種類を開発しました。 そして、この2種類のワクチンをそれぞれマウスに投与し、4週間後、マウスの血液中にジカウイルスを入れました。 その結果、ワクチンを投与しなかったマウスでは血液中でウイルスが増加しましたが、ワクチンを投与したマウスではいずれのワクチンでも血液中からウイルスが検出されなくなったということで、グループでは、ジカウイルスの感染を防ぐことに初めて成功したとしています。 ジカ熱の問題に詳しい神奈川県衛生研究所の高崎智彦所長は「マウスのモデルでワクチンの効果を