7月22日、米国ナイアンティック社は株式会社ポケモンと共同開発したスマートフォン向け位置情報ゲーム『ポケモンGO』の日本版サービスを開始した。スマートフォンで遊ぶゲームの中でも超大型案件だけに、「歩きスマホ対策」に取り組んできた鉄道事業者は神経をとがらせる。プレイヤーの事故は自己責任だけど、事故が起きれば影響は大きい。しかし、活用すれば集客になるという考え方もある。 携帯電話やスマートフォンの画面に夢中になると周囲への注意が散漫になる。鉄道駅構内では、ホームで車両に接触して人身事故になる事例もあれば、通路で他の人とぶつかったり、階段で足を踏み外したりする事例もある。とくに階段では急ぐ人とスマホを見ながら歩く人で明らかに速度が異なり、人同士の追突や急な進路変更も危なっかしい。 鉄道事業者はこれまでにも、利用者の携帯電話注視や歩きスマホに対して注意を呼びかけてきた。しかし、現状を観察すると歩き