ストリキニーネ (strychnine) はインドールアルカロイドの一種。非常に毒性が強い。IUPAC許容慣用名はストリキニジン-10-オン strychnidin-10-one。ドイツ語ではストリキニン (Strychnin)。1948年にロバート・バーンズ・ウッドワードにより構造が決定され[1]、1954年に同じくウッドワードにより全合成された[2]。化合物の絶対配置は1956年にX線結晶構造解析により決定された[3]。 概要[編集] 単体は無色柱状結晶で、熱湯に溶けやすくアルコール、クロロホルムに少し溶ける。極めて強い苦味を持つ(1ppm程度でも苦味が認識できる)。主に「ストリキニーネ硝酸塩」として流通している。 医療用としては、苦味健胃薬[4]や、痙攣誘発薬、グリシンα1受容体拮抗薬、強精剤(ED治療薬)[5]に用いられる。蓄積性が有ることが知られている。 分析・研究用としては、(