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![渋谷の「駅と街」は40年でこれだけ変わった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/997236af8b58a5699177f76d9280fed04e5fbf74/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Fe%2F1200w%2Fimg_2e66fdbaceb20aaea54d34aac5791bb0275336.jpg)
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第6回 世界一おひとりさまに優しい街 2017.08.30 更新 ごはんを食べながらおしゃべりするのは楽しいもので、飲食店はいつも客の声で賑わっている。ざわつく店内で目にしたもの、漏れ聞こえた単語から、時として奇妙なシンクロニシティが生まれ、離れた場所でよく似た会話が連鎖的に発生することもある。「もらいあくび」ならぬ「もらい会話」のような現象だ。 ブライアントパーク近くのベーカリーカフェ「メゾンカイザー」で昼食を摂っていたある日、右隣と左隣の客が、ほぼ同時に日本の話を始めた。右隣の女子三人組が癖の強い英語で海外旅行体験を語り、「バンコクもよかったけど、一番お気に入りは、やっぱり日本かな」と言う。左隣の中年男性はパンをちぎりながら向かいの恋人に「そういえば君、しばらく日本勤務だったよね?」と訊く。 すぐ横の席に日本人の私が座ったことと無関係ではないだろう。二組がふと同じ国のことを連想し、間に
「弘法筆を選ばず」という言葉がある。「本当の名人は、道具の良し悪しなど問題にしない」という例えであり、現代でいえば「プロ」や「職人」といわれる人たちを指す言葉だ。 しかし、いくらいい言葉であっても平安時代初期の言葉。今やさまざまな道具は進歩し研磨され、むしろ「道具は人を選ばなくなっている」のではないか? というのも、ちょっとこれを見てほしい。 例えばほら、スマホで簡単に背景がボケたような写真が撮れる! プロっぽい!! なぜ突然こんなことを言い出したかというと、新しいスマホを買って、カメラの進化に感動したんです。ものすごく簡単にプロっぽい写真が撮れちゃう。 これだけカメラがすごくなってしまうと、誰が撮っても違いがわからないのでは? そこでこんなことを思いつきました。
著: 黄金頭 関内かと思ったら関外だった。おれにはそれが面白くてたまらなかった。だからおれは自分のブログの名前を「関内関外日記」とした。「かんないかんがいにっき」と読む。おれの名前は黄金頭。ゴールドヘッドと読もうがどうしようがそれはあなたの勝手だ。ゴールドヘッドはすばらしいサラブレッドだった。 話は源義経が腰越状を書いたころにさかのぼる。おれの勤めている会社が、藤沢から横浜に移転することになったのだ。横浜。横浜はすばらしい。すばらしい横浜。日本に誇る大都会。古より人々が見上げてきた横浜ランドマークタワー。ナウなヤングでひしめくイセザキ・モールにはメリーさん。今日もスーパーカートリオが横浜スタジアムを駆け回る……先発は欠端光則。 その行政的な中心地である関内。藤沢は藤沢でダイヤモンドビルやフジサワ名店ビルなどがあるすばらしい街ではあるが、関内というのはさらにすばらしいに違いない。おれはそう思
西武新宿線に、西武柳沢という駅がある。 隣の田無駅はそれなりに大きくて色々な店があり、東伏見は学生が多いので飲み屋とかが多くてまあまあ賑わっている。 その間の西武柳沢は、数件のコンビニを除けば駅の周りにチェーン系の店がほとんどなく、一見何もない、寂しい街だ。 ただ、その分、古くからある個人商店が生き残っているところが多い。 南口のサンドイッチ屋「チャオ」、味のある珈琲屋「ピーベリー」、シベリアが風立ちぬのモデルになった洋菓子屋「サンローザ」、北口は老舗の洋食屋「じれいと」など。 さらにここ数年は、個性的な個人商店の出店も活発で、 例えば駄菓子屋の「ヤギサワベース」、珈琲屋「百豆」と洋菓子屋「ビスケッタ」の小さくて可愛い2件の並び、クラフトビールの飲める「ヤギサワバル」、ラーメン屋の「野口」も人気店だ。 線路沿いに眺めの良い大きな公園もできたので、子供達の声を聞きながら稲荷神社まで散歩するの
著: ほそいあや なんていうか、駅舎から好みだ。 上野からJR高崎線もしくは宇都宮線に乗って、次に停まる尾久。 この駅はとにかく地味で、23区内のJR駅とは思えない陸の孤島のような雰囲気がある。どれくらい地味かというと、23区内のJR駅の中では、京浜東北線の上中里駅と京葉線の越中島駅に並ぶ地味さだと思っている(余計分かりにくい)。 この尾久駅周辺は、散策するとけっこう楽しい。私は田端に住んでいるが、普通はそのあたりの人なら谷根千か上野、あるいは池袋方面に遊びに行くことが多いと思う。でも天気のよい休日なんかは、自然と尾久方面へと足が向いてしまう。何もないのは分かっているのだが、“何もなさ”を楽しみたい気持ちになるのだ。 今日は尾久の魅力について語らせていただこうと思う。 * まず、尾久がだいたいどのあたりにあるのかを説明しよう。上野と赤羽の間といっても広いし、たまにしか高崎線や宇都宮線に乗ら
手しおごはん玄で、美味しいご飯を食べたから、少し運動。 折角、素敵な路地なので一回りしてみます。 無機質なサッシも、木の板があるだけで和む。 花かごもかけられて、これはいいアイデアです。 三味線の音が聞こえてきました。 町内の集会所のようです。 桃園町会、、、いいですね、古い町名のままなんだ。 集会場にお稲荷さん。古くからみんなが集まるスポットだったのでしょう。 あら。 おじさまも、三味線の音色にひかれて立ち止まった。 中野の駅を一歩入っただけで、落ち着いた通りになるから不思議。 玄の道に戻った。 噴水、水が流れている。この路地、さいこう 中央線に一度住むと離れられなくなるといいます。 高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪、、、それぞれいい町ですもの。 街路灯もリボン付き(笑) 玄から東に20分ほど歩いた所に、中野区立中央図書館がありました。 資料をコピーしたり、古い地図を調べたりするのが今日の目的で
来年、この住み慣れた街を出て行くことになる。 その街の名を上石神井(かみしゃくじい)という。 西武新宿線という、おもに川越や所沢などあまり品のある方ではない埼玉県民を東京に送り込むための路線において高田馬場から急行で2駅・13分の立地である。 私は大学進学に合わせて上京し、とくに大きなトラブルもなく3年間を過ごしてきた。 「とくに大きなトラブルもなく3年間を過ごして」しまったのである。 上石神井駅は決して大きな駅ではないが、特急以外の全ての電車が停まり、山手線圏内へのアクセス性も非常に高い。 牛丼屋は松屋とすき家から選ぶことが出来る(私は吉野家のアンチなので、これは幸いであった)。 駅のすぐ近くにはアッサリ系のラーメン屋と二郎系のラーメン屋が激安ドラッグストアを隔てて並立しており、その日の気分に応じてラーメンの濃淡を選ぶことも出来る。 駅に直結している西友は24時間営業で、しかも深夜にはア
著: カツセマサヒコ 東京と千葉を結ぶJR中央・総武線は、中野~吉祥寺間でカルチャー色が強くなり、そうした空気に憧れる若者もまた、多く住んでいる。当時の僕も、そのうちのひとりだった。 「中野ブロードウェイ」をランドマークに展開されるサブカルタウン・中野。 “東京のインド”と呼ぶ人もいたディープな街・高円寺。 アニメ制作会社やミニシアター、ギャラリーなどが点在する阿佐ヶ谷。 個性的かつ味も確かな個人飲食店が並ぶ西荻窪。 ジブリ美術館をはじめアニメーションの聖地として知られる吉祥寺・三鷹。 いずれもいい意味でアクが強く、独特の空気と、ゆったりとした時間が流れている。その空気を吸って暮らせばそのうち自分も何者かになれるのではないかと、多くの若者同様に、当時の僕も錯覚していた。 僕は、東京都杉並区にうまれた。 実家から中央・総武線と東京メトロ丸ノ内線が走る「荻窪」までは自転車でも行ける距離で、幼少
写真を撮り始めてそろそろ1年になる。カメラはCanon EOS 6Dから始まって、CONTAX T2、PENTAX 67、FUJIFILM X100Tと入れ替わり、現在はFUJIFILM X100Fに落ち着いた。 X100Fを選ぶ理由は携帯性だ。私は毎月のように名古屋から東京に出張しているが、カメラが大きいと持ち運ぶのが辛くなる。撮りたい場所が沢山あっても、カメラが重荷になっては元も子もない。 この1年で東京の撮影スポットをいろいろ回った。東京は絵になる光景が多く、他の都市よりも熱量を感じる。今回は、そんな東京を感じる撮影スポットを紹介したい。 目次 KITTE(東京駅) 東京国際フォーラム(有楽町駅) 神楽坂(飯田橋駅) 渋谷(渋谷駅) 表参道(表参道駅) 代官山(代官山駅) 浅草(浅草駅) 新宿思い出横丁(新宿駅) アメ横(上野駅) 晴海埠頭(勝どき駅) ゆりかもめ(新橋駅) 六本木ヒ
フランスの「今」を学べる場所「アンスティチュ・フランセ東京」 1952年の開校からずっと、この地で日本にフランス文化を伝えてきた「アンスティチュ・フランセ東京」(旧東京日仏学院)。レベルや目的に合わせた約150のフランス語講座のほか、映画、講演会、イベントなどあらゆる方面から今のフランスを体験できる。閲覧自由のメディアテーク(図書室)やカフェ、書店など、校内は誰でも入れるので、ぜひ立ち寄ってフランス気分を味わおう。 建物はル・コルビュジェに師事した建築家の坂倉準三が設。フランスのシャンボール城に倣ったという二重らせん階段は国内でも珍しい 108席の映画館では、ほかではなかなか見られないフランス映画のほか、講演会やトークショーも行われる 入り口には、リヴ・ゴーシュというかわいい書店がある。ここは飯田橋のフランス語専門書店・欧明社の支店にあたる 教室の壁には、それぞれまったく異なる絵が。60周
かつて一世を風靡(ふうび)、まさに時代を象徴し謳歌(おうか) した一大風俗エリアが超新星爆発のように一瞬の輝きをもって消失してから10年余り……。 90年代末、まだ風俗が華やかなりし頃、〝NK流〟と聞くだけで男が元気に反応するほど、そこはエロく楽しい街だった。 西と川口の頭文字から取ったNK流といえば、本サロが売りで、お手頃価格で最後までできるとあって、「いざ、埼玉!」「いざ、西川口!」とばかりに京浜東北線に乗り込んではお世話になったものだ。 だが、2004年頃から新宿・歌舞伎町で始まった「風俗浄化作戦」の波は県境を越えて西川口にも到達。吉原を超えた!?という、200軒とも300軒ともいわれた本サロの風俗店は軒並み摘発を食らい壊滅状態に……。 それでも、看板の派手な絵柄だけなくし明かりだけ点灯させる白看板にして隠れて営業するなど、NK流の〝企業努力〟によって男たちの憩(いこ)いの場はしばら
人の訃報に触れてその人の本を手にとってみるという行為は、咎められはしないもののあまり品の良い行ないだとは思えない。だけど、そういえばどんなことを書いていた人だったんだっけ、とAmazonで検索していたらどうにも止まらなくなってしまい、気が付いたときには雨宮まみさんの『東京を生きる』が自宅に届いていた。 東京を生きる 作者: 雨宮まみ出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2015/04/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る 読み終わったとき、私は残念ながらこの本で雨宮まみさんが描いた世界には1ミリも共感できない、とまず思った。 だけど、私はそもそも「共感」というものに、あまり価値を置いていない。共感できるから素晴らしくて、共感できないから理解できないなんて考えは、悪いけどちょっと幼稚だなーと思う。1ミリも共感できなくても素晴らしいと感じるものはあるし、すごく共感でき
著: 田村美葉 地元の金沢から上京してきたのは2003年の春、18歳のころだが、大学生としての最初の4年間というのは、サークルとか、研究室とか、バイト先とか、随分狭いコミュニティーの中で過ごしていた。2003年なんてついこの間のようだが、iPhoneもTwitterもGoogle Mapもなかったので、今とは全然違う移動の仕方をしていたように思う。 目当ての駅についたら、地図帳の該当のページを広げて、目的地を目指す。ページの端にたどりついたら、番号をたよりに「次のページ」へ。東京はそんなふうに、B5サイズの四角い見開きの一つひとつとして分断されていた。 就職を機に、それまで住んでいた学生会館を出ることになった私が選んだのは、中央区の新富というエリアである。大学生協ご用達の不動産会社から送られてきた物件情報の中で会社に最も近いのがそこだったからで、ほぼ、間取図だけ見て決めた。 世界が、分断さ
こちらははてなスタッフアドベントカレンダーの5日目の記事です。 (産休中だが「書かせてくれぇ!」と参加させてもらったよ!!) ネタは「好きなもの」であれば何でもOKとのこと。ワーイ。 いいきっかけなので下書きにずーーーーっと放置していたネタを引っ張り出してみようと思います。 五反田に住んでそろそろ2年が経つ 夫に「私、次に付き合う人は結婚する人じゃないとイヤなんだよね」とプレッシャーを与え、遠回しに結婚を匂わせて、駆け足で同棲を始めることになったのが五反田に住み始めたきっかけです。 引っ越し自体、当時シェアハウスに住んでいた夫を引っ張り出すためだったので「少し広くて、少し便利な場所であればどこでも良かった」というのが本音です。 それまでは五反田という街に降り立ったことはありませんでした。 物件情報晒してみる 家賃14万、広さ2LDK 55㎡、駅徒歩6分、築40年、鉄筋、リフォーム済、高層
配管は素敵だ。街で配管を見るのが好きという人も、きっと多いことだろう。 しかし、ひと括りに「配管」とするには、なんだか気が引けてしまう自分がいる。ゲーム機をすべて「ファミコン」と呼ぶのに近いものを感じるのかもしれない。もっと個々のアイデンティティを尊重していきたいのだ。 そのためには、それが何の配管なのか、もっと気にかけておく必要がある。
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