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ブックマーク / withnews.jp (10)

  • 「M-1」で味わった夢のような2分間の舞台 1回戦敗退がくれた財産

    「号外でーす!」「号外でーす!」 「心臓がバクバクしてます」 夢のような2分間 年末の決勝に向かって予選が進んでいる、漫才の頂上決戦「M-1グランプリ2021」。記者の私(38)は今年、同僚(32)とコンビを組んで出場しました。その名も「新聞社から来たサンライズ」。自身〝6度目〟の挑戦となったM-1の舞台。人を笑わせることの難しさと、考える中で生まれる成長。何より、そこには、置き去りにした〝青春〟がありました――。(朝日新聞記者・仲程雄平) 「号外でーす!」「号外でーす!」 9月23日、M-1の1回戦の会場となった、心斎橋PARCO(大阪市中央区)のイベントスペース「SPACE14」。 私と、同僚で相方の後藤隆之記者が、勢いよく舞台に飛び出しました。 演者を迎え入れる、観客の温かい拍手が私たちを包み込みました――。 M-1はプロ・アマ問わず、結成15年以内(当時は10年以内)の2人以上の漫

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  • 宮下草薙、賞レースにエントリーしない理由 マイペース貫いて新境地

    『ラヴィット!』出演も意外と気付かれない まさかの最終回「芸人になって一番悲しい」 正規の方法でうまくいった芸人じゃない 2018年元日に『ぐるナイ おもしろ荘』(日テレビ系)に出演後、翌年の「お笑い第七世代」ブームでも存在感を示した宮下草薙の草薙航基さん(30)と宮下兼史鷹さん(30)。彼らの特異さは“ネガティブ漫才”をはじめとする芸風だけでなく、マイペースな活動方針にも現れている。今年8月、ともに30歳となった2人。6.5世代の台頭で感じること、賞レースに出場しなくなった理由、どんな30代を見据えているかなど、ブレーク4年目のリアルな心境を聞いた。(ライター・鈴木旭) 宮下草薙(みやしたくさなぎ) 2016年1月に結成された草薙航基、宮下兼史鷹からなるお笑いコンビ。2018年元日に放送された『ぐるナイ おもしろ荘』(日テレビ系)で、草薙の妄想がエスカレートしていく“ネガティブ漫才”

    宮下草薙、賞レースにエントリーしない理由 マイペース貫いて新境地
  • 小島慶子さんが戸惑う「どこからどこまでが発達障害の症状なの?」

    #3 Busy Brain 小島慶子さんが戸惑う「どこからどこまでが発達障害の症状なの?」 発達障害について知識を得たからといって、世界が一気に秩序だって見えるわけではないのです 40歳を過ぎてから軽度のADHD(注意欠如・多動症)と診断された小島慶子さん。自らを「不快なものに対する耐性が極めて低い」「物音に敏感で人一倍気が散りやすい」「なんて我の強い脳みそ!」ととらえる小島さんが語る、半生の脳内実況です! 静電気のような抑えがたい感覚 私の話は、どこからどこまでが発達障害の症状なの?とはっきりしないと思います。そうなのです。自分でも分からないのです。あなたがそうであるように、私も複雑な存在なので、自分のある面が何によって決定づけられているのかは一言では説明できません。この連載は「私のおしゃべりな脳みそが見た世界」について綴っていますが、それがすなわち「発達障害者の世界」ではないということ

    小島慶子さんが戸惑う「どこからどこまでが発達障害の症状なの?」
  • 悲劇のコンビ、フォークダンスDE成子坂 運命を狂わせた「ボキャ天」

    1994年、『GAHAHAキング』10週勝ち抜きを達成したフォークダンスDE成子坂を伝える雑誌記事。その実力から、当時、多くの雑誌が取り上げた デビュー間もなく認められた才能 『ボキャ天』で感じた“ねじれ” 引き継がれた2人の遺志 2019年11月、元フォークダンスDE成子坂・桶田敬太郎(享年48)が、がんを患って亡くなった。その相方だった村田渚(享年35)は、2006年にくも膜下出血で急逝。コンビともに若くしてあの世へと旅立った。デビュー後間もなく賞レースで結果を出し、業界内外から才能を高く評価されていた。しかし、なぜか彼らはブレークできなかった。そして、まさかの解散……。刹那(せつな)的に生きた伝説のコント師・フォークダンスDE成子坂。その軌跡をたどる。 デビュー間もなく認められた才能 桶田と村田は、中学校の同級生として出会った。ともに小学生の途中で三重へと引っ越してきた転校生組。桶田

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  • 「一生懸命生きない」文学YouTuberが選ぶ自宅生活で読むべき本

    仕事をひとつ終え、請求書をメールで送った。すると、「法人じゃないんですね。それなら不要です」と返事が来た。「あと、内税なので」とも。確かに税込みとは書かれていなかった。少し不親切な気もしたが、前もって「それって外税ですか?」なんて確認する勇気もなかっただろうし、差額が大きいわけでもなかったため承知した。するとまたメールが来る。 「名前、住所、口座番号を教えてください」 送った請求書に書いてあるよ! 請求書ってそのための紙なんだよ! 自分は必死に何をしているのだろうか。(きっと相手は新入社員でまだ理解が届いていないのだろう…先輩から言われたことをそのまま伝えているに違いない…メールの署名に初心者マークでもつけておいてくれれば何も思わないのに…)得意の想像力で自分をなだめる。 好きなことで生きるYouTuber、その実結構地味なんです。

    「一生懸命生きない」文学YouTuberが選ぶ自宅生活で読むべき本
  • 無観客「R-1」で問われたフリップ芸の覚悟 革命家だったバカリズム

    元祖となった「たけしメモ」 革新を起こしたバカリズムの「トツギーノ」 無観客「R-1」で問われた線引き 今やピン芸人の定番となった「フリップ芸」。そのスタイルは意外にも『天才・たけしの元気が出るテレビ』のワンコーナーから誕生したと言われる。いつもここから、バカリズム、霜降り明星・粗品へと引き継がれていく中で、フリップ芸はどう進化していったのか。フリップ芸から生まれた活動はネット動画や漫画など様々な領域へ広がり、クリエーターとして活躍する芸人たちも現れている。現代の「お笑い」の進化を体現するフリップ芸の起源、そして未来について考える。(ライター・鈴木旭) 元祖となった「たけしメモ」 そもそもフリップ芸はどこから生まれたのか。テレビの世界では、『天才・たけしの元気が出るテレビ』(日テレビ系・1985年4月~1996年10月終了)のオープニングで披露された「たけしメモ」が元祖だと言われている。

    無観客「R-1」で問われたフリップ芸の覚悟 革命家だったバカリズム
  • とろサーモン、激動の2年語る 地元は「変な動画よりM-1配信を」

    銅像、買い取りたい でも好きなんで、宮崎 M-1優勝予想は? 宮崎市出身の村田秀亮さん(40)と久保田かずのぶさん(40)の同級生コンビ「とろサーモン」(吉興業所属)。2017年末のM-1グランプリ優勝、2018年末の暴言騒動など、山あり谷ありの2年間に地元ファンも一喜一憂しました。そんな2人に聞いてみたかったことがあります。暴言騒動によって撤去された銅像への思いです。「あんだけネットニュース出てたら……」。地元への複雑な思い、M-1への「心構え」、これからの抱負を、直撃しました。(朝日新聞宮崎総局・大山稜) <とろサーモン> ツッコミの村田秀亮(ひであき)さんとボケの久保田かずのぶさんの漫才コンビ。2002年結成。2006年第27回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、2008年第38回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞、2017年第13回M-1グランプリ優勝。大阪で活動していた期間が

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  • ラジオに救われた不登校の夜「読まれた!」放送作家の寺坂直毅さん

    深夜放送のラジオにびっくり はがき読まれ「自分が存在」 リスナーひとりひとりに語りかける 「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)の放送作家としても知られる寺坂直毅さんがラジオの世界にのめり込んだのは、不登校だった中学2年生のとき、母親にラジカセを買ってもらったのがきっかけでした。投稿が読まれた時は「自分が存在しているんだ」とラジオに救われたそうです。「好きなものを探してみて」と話す寺坂さんに、ラジオの魅力を聞きました。 深夜放送のラジオにびっくり ――どんな中学生時代だったんですか 中学2年の夏ごろから不登校になりました。言葉遣いをからかわれたりして、中学は大嫌いでした。 学校に行かなくなる直前は、父親が学校に連れて行こうと、学校まで車で送ってくれていたのですが、私は休む理由がほしい。だから、朝と少しの水を口に含んでおいて、校門前で吐いていました。嘔吐のふりです。そして不登校が

    ラジオに救われた不登校の夜「読まれた!」放送作家の寺坂直毅さん
  • ふるさと納税、お得さの裏側に〜地方税をめぐる仁義なき戦い〜

    こんにちわ。 偶然地球にたどりついて、日で暮らしているペペラと申しますぺぺ。 最近巷でお得だとうわさの「ふるさと納税」・・・。 地球でバイトの面接に落ちてばかりでお金のないペペラは、お得だと聞いて気になっちゃったんだぺぺ。 ふるさと納税について調べていくうちに、実はお得なだけではなく、その裏で色々と苦労している人、助かっている人もいることが分かったぺぺ。 ということで、今日はお得とうわさの「ふるさと納税」という制度の裏側を調べてみたので、簡単にまとめていきますぺぺ。 「ふるさと納税」って何? 日に住んでいて働いていると払わなければいけない住民税・・・ この住民税は住んでいる地域に払って、その地域が使うものなんだぺぺ。 その地域に納める住民税の一部を、自分が好きな地域に納めることができるという制度を「ふるさと納税」と言うんだぺぺ。 菅義偉官房長官が、第一次安倍内閣で総務大臣だった時に担当

    ふるさと納税、お得さの裏側に〜地方税をめぐる仁義なき戦い〜
  • ロバート秋山「クリエイターズ」 小道具や衣装への気合がすごかった

    ロバート秋山さんがなりきるクリエイターズ・ファイル。完璧なスローフードアドバイザーに 出典: ©コルク 「こういうやついるよねって企画はどうか」 その構図にその衣装「いそう!」 あえて下調べせず、なりきる 思わず「こんな人いるいる!」と笑ってしまう、お笑いトリオ・ロバート秋山竜次さんの連載「クリエイターズ・ファイル」が人気沸騰中です。単なるネタのレベルを超えた気度が伝わってくるこの企画。それもそのはず、撮影は回ごとに一流のカメラマンに依頼し、ロケ地は入念に選びます。カツラや小道具・衣装を何種類も用意し、ヘアメイクが打ち合わせして臨んでいるそうです。制作の舞台裏を聞きました。(朝日新聞大阪編集センター記者・水野梓) クリエーターになりきるロバート秋山 連載はもともと、書店の丸善・ジュンク堂・文教堂で月1回配布されるフリーペーパー「honto+」に掲載されています。秋山さんが毎回、俳優や書道

    ロバート秋山「クリエイターズ」 小道具や衣装への気合がすごかった
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