詩集や句集の電子書籍「それは作品として同じもの?」 50年、100年続けていく 大阪、福岡、札幌にも広がり 電子書籍が浸透する中、紙だけでなくTシャツや下着など、様々な「物」で文学を形にする人たちがいます。年に数回、各地で開かれる「文学フリマ」では、小説や短歌、評論など、プロアマ問わず作者自身が出店者となって作品を販売します。ピースの又吉直樹さんの『火花』を生むきっかけとなった「文学フリマ」。事務局代表の望月倫彦さんは「なんでも電子書籍にすればいいというものではない」と語ります。 既成の文壇の枠にとらわれない場をつくる 文学フリマは、評論家・大塚英志さんの呼びかけで2002年に1回目が開かれました。 「既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず『文学』を発表できる場を提供し、作り手と読者が直接コミュニケートできる場をつくる」。そんな思いから始まりました。 GW最終日の5月7日(日)、「第二十四回文