国土交通省では、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行なわれるような、異例の降雪があるときに、国道や高速道路でチェーン規制を実施する。大雪時にタイヤチェーン装着を義務化するいっぽう、従来は通行止めを実施していたような状況でも通行できるようにすることで、通行止め時間を短くすることが目的だ。 国交省のチェーン規制では、実施区間として全国で13カ所をあらかじめ設定している。急な上り下りがある峠などで、過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった場所のうち、前後にタイヤチェーンを着脱できる場所や通行止めが解除されるまで待機できる場所がある区間が選定されている。規制実施時には、規制区間の手前でタイヤチェーン装着状況が確認される。 チェーン規制が実施される箇所は以下の通り。 ■直轄国道 山形県:112号・月山道路(15.2km) 山梨県・静岡県:138号・山中湖、須走(8.2km) 新潟県:7号・大須戸