結論 データ更新がなく参照だけのテーブルの場合には正規化せずに単独のテーブルにすべてのデータを含めた方がよい。一方データ更新の場合には、マスタ上のデータが使われる頻度が30以上の場合にはリレーションシップの連鎖更新を利用した方が速い。 この Access Labo ではデータベースアプリケーションの高速化についてさまざまな実験を行っていますが、『正規化』の問題はAccessだけに限らず、より高速で効率的なリレーショナルデータベースを設計する上で最も根本的に考慮すべき課題といえます。正規化とは、一口で言ってしまえば「データやディスクスペースをより効率的に扱うためのテーブル設計手法あるいはテーブル分割手法」です。例えば「商品仕入データ」というものがあるとします。このデータは「仕入日」、「商品コード」、「商品名」、「仕入数量」から構成されているとします。最終的にフォームやレポートで出力する場合に