久し振りに下高井戸シネマで「告発のとき」という映画を観た。 椅子は125席位なのだが、フカフカしてて快適だった。来たの10年ぶりだが。 脚本・監督ポールハギスはシニカルに思えて、実は大変情緒的な脚本を書く。 僕はクリントイーストウッドの「ミリオンダラーベイビー」が大好きだ。 彼の監督作「クラッシュ」観てなかったのでこりゃ観ないとね。 彼の作品にはやるせなく救いがなさそうでありながら、絶望感をなぜか感じない。 ただただこちらにいろんな宿題をくれるだけなのだ。それがいい。 トミーリージョーンズとスーザンサランド、シャーリーズセロン、役者が皆いい。 皺の深さが味わい深い。 トミーリージョーンズの怒りを抑えた演技うまい。彼が昔、軍にいたという設定がうまい。怒りを爆発したシーンで、それは父親としての逆上よりも、戦争経験者特有の人間性をかいま見たような気もするのです。 スーザンサランドが女優ってこ