風車の国オランダから「時速100キロメートルの風に耐えられる」という傘が日本に初上陸した。広げたときに前後が非対称なデザインは空気力学に基づいた設計で、強風でも裏返らない。国内販売はマークスインターナショナル(東京都江戸川区)が取り扱う。 このユニークな傘「SENZ Umbrellas(センズ アンブレラ)」は、オランダ企業のセンズ アンブレラが開発。すでに欧州ではヒット商品になっている。普通の傘は柄がついたシャフトが中心にあるが、この傘はそれが前にずれた変わった形。差してみると、頭が傘の中心近くに位置するようになり、身体がすっぽりと収まる。 この斬新なデザインにより、風の流れの中で傘が自然に動いて、風の抵抗を抑えながらベストなポジションを維持する仕組みだ。センズ社がオランダのデルフト大学と共同開発し、同大学の実験では風力10(風速1秒当たり24・5〜28・5メートル、樹木が根こそぎ倒れ、