週プレNEWS TOPニュース政治・国際米軍を渡り歩いた日本男児・サイトウ曹長の冒険譚「若い頃に『沈黙の艦隊』を読んで、いつか海に出たいと思った」 海兵隊員としてイラク戦争も経験したサイトウ曹長 立っていても座っていても、みじんも隙を見せない。米軍迷彩戦闘服に身を固めたその男はサイトウと名乗った。出身は日本だが、細かい出自、生年月日、本名は機密。謎に包まれた米軍日本人兵、サムライ米兵の血統。 今の日本は、日米同盟がほぼ唯一の生き残る道となった。米軍との絆が、日本にとって唯一の命綱になっている。いくつもの部隊を見てきた彼が米軍という組織の神髄を語る。 【"米軍全クリ"に最も近づいた日本男児 サイトウ曹長の米軍を巡る冒険譚 〈第1回 入隊・訓練編〉】 * * * ■米軍に指導をする日本人がいた―― アメリカ東海岸、バージニア州。その南部に位置するフォート・グレッグ-アダムスという駐屯地に、