はじめに 1992年 Guyattらは evidence-based medicine (EBM)を提唱した .従来,診療は疾患の病因論 や病態生理学の研究・理解に基づいて行われてき た.病因論や病態生理学の理解は必要であるが, これらのみに基づいた診療は時に誤っていること があることを Guyattらは指摘した.そこで,最善 の外部のエビデンスに基づき,そこに患者の価値 観や希望,臨床的専門性を生かして, 合的に判 断して眼前の患者に最善の診療を行うための具体 的な方法論を EBM の名の下に提唱した.ここで いう,エビデンスとは,ヒトを直接の対象とした 臨床研究による成績であり,エビデンスのレベル を重視している(表 1).エビデンスのレベルでは, 通例ランダム化比較試験およびそのメタ 析が最 上位に位置付けられ,以下コホート研究,症例対 照研究等の 析疫学的研究,そして症例集積研究
ドイツ・ドルトムント(Dortmund)でたばこを吸う女性(2010年9月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRIK STOLLARZ 【11月16日 AFP】妊娠中の母親がたばこを毎日1箱以上吸うと、生まれた子どもが犯罪者になるリスクが30%高まるとする研究結果が、16日の英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。 米ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)の研究チームは、1959~66年に行われた喫煙習慣に関する調査に参加した女性たちの子どもである33~40歳の米国人4000人の健康データと犯罪歴を調べた。 その結果、妊娠中に1日最低20本を吸っていた母親の子どもでは、それ以外の子どもに比べて、犯罪者になる確率が30%高かった。犯罪常習者になる確率も
2.疫学の基本から学べ 米国CDC@疫学調査の総本山 『疫学』@ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 国立感染症研究所感染症情報 センター危機管理研修会 ※ここの平成16年度 「ケーススタディ演習」の『Oswego』に出てくるルービンさ んは、この事例における活躍を認められたことをきっかけに出世街道を突き進み、財務長官時代には日本の大蔵官僚に誘拐されたと いう大変愉快なお方である。その 際の新聞記事はここで。(注:大ウソです。) 『疫学研修会:岡山春季疫学研修プ ログラム』@岡山理科大学山本英二研究室 『食 中毒等疫学調査システムについて』@徳島県保健福祉部日和佐保健所 『分 子疫学的手法に基づいた食中毒の監視体制;パルスネットの構築』(2002年) 日本感染症学会 『健康危機管 理・疫学調査・行政対応マニュアル』@公 衆衛生ネットワーク 未来疫学ウラシマン 『感染症
総論 EBMは何のため?誰のため? 医師のための生物統計・臨床疫学参考書 医師側のNBM 大道芸人達 診療司令塔としてのEBMマネジャー EBMを嫌う人々 ヒポクラテスよりも前から すでにあなたもEBM EBMという言葉がなくなる日 EBMでこそ症例報告は重要 EBMの起源(ソクラテスと名郷直樹の共通点) 最大公約数を父と慕う 各論 ある非論理的な言語についての考察(あるいは根拠に基づいた原爆投下という妄想) 高山病にダイアモックス? 最新医学のサボり方(別ページ) 患者さんの希望とエビデンスの強さ 認知症診断バッテリへの疑問 検査後確率 検査前確率の重要性 名 郷先生の講演(すいません,リンクだけの手抜きです): EBMの小道具 NNTを簡単に出す 検査後確率を簡単に出す 総論 EBMは何のため?誰のため? 頑迷な年寄りの教育のためだろうか?研修医や学生の勉強のためだろうか?症例検討会で
村人、電波塔が原因で体調が悪化と苦情→その電波塔はずっと電源OFF2010.01.18 14:009,974 われわれも、慌てて行動しないよう、身を引き締める必要があります。 南アフリカはクレーガヴォンで、とある電波塔の近くに住む人々が、非常に体調が悪くなることが多発したそうです。 彼らは体調悪化の原因を、その塔から出る電波なり電磁波なりだと確信し、その塔を所有するiBurst社に意を決してクレームをつけました。 以下がその回答です。 現時点においては、お客様の体調について、当社の塔が関与している可能性はないものと考えております。なぜならばこの塔はすでに何週間も使われておらず、電源も入っておりません。塔との距離で体調が変わるとのことですが、再度ご確認いただけますようよろしくお願いします。 ...ま、まあ、塔に住み着いた悪魔の仕業かもしれませんしね... [Reddit via Crunch
食生活・栄養による健康への影響を明らかにするため、疫学的手法を用いた栄養学研究を行っています。この研究部の研究から、現在の日本人の栄養摂取状況や関連する健康状態が把握でき、その成果は「健康な生活を送るために日本人はどのような栄養素をどのくらい摂ればよいのか」を定めるための大切な科学的根拠として使われます。 また、生涯を通じた健康づくりをするための効果的な栄養教育法について研究を行っています。幼児期や小児期での健全な発育、成人期でのメタボリックシンドローム予防、高齢期における健康を維持するための望ましい食生活の実現へ向けたアプローチの方法を明らかにします。また、健康づくりに携わる関連職種の方々と協力しながら現場への応用を目指します。 研究室 国民健康・栄養調査研究室 厚生労働省が実施する「国民健康・栄養調査」の集計・分析を担当するとともに、調査手法及び精度管理に関する技術的・学術的な研究に取
より良いがんのチーム医療(チームオンコロジー)をみんなと考えるためのブログです。ヒューストンフリップは姉妹ビデオブログ(下にリンク)。 エビデンス(直訳:証拠)という言葉を何度か使ってきましたが、皆さんはエビデンスとはどういうものだと思っていますか? エビデンスという言葉を見聞きするようになって、まだ10年に満たないと思います。書籍や雑誌の中では見かけるけれど、実際の診療の場面で患者と医師との会話の中で使われることもまだ稀でしょう。エビデンスとは日本語では「科学的根拠」などと訳されることが多いようです。 ではその実態はどうか、なにをもって「科学的根拠」というかということになると、あいまいであることも多いものです。エビデンスにもいろいろあって、それが医療の現場でどれぐらいの信頼性を持っているかによってレベルが違ってきます。 エビデンスは大きく分けて、四段階に分けられます。 ・信頼度1 は無作
2009年12月14日 テレビを見る時間とテレビが付いている時間が長いと、3歳児の攻撃性が上昇。 米国の3歳児3,128人の母親に問診したところ、児童がテレビを見ている時間が長く、家庭でテレビを付けている時間が長いほど、児童の暴力などの攻撃性が高くなった。論文は米国医師会の発行する小児科専門誌の2009年11月号に掲載された。 調査は米国の20都市で、3歳児の母親を対象に問診を行なった。母親の高卒未満の割合が3割だった。 著者らによると、児童や青少年のテレビ視聴時間が長いと攻撃性が高くなることを示した研究は多い。今回の研究の特徴は、3歳児という学齢前の幼児を対象にした点、児童自身がテレビを見ている時間だけではなく、家庭でテレビを付けている時間が長くても攻撃性が高まることを示した点、さらに多数の関連要因(母親の健康、母親の子育てに対する態度と行動、母親の受けた暴力、近隣環境、家庭の社会経
[ 健康/医療 ] 予防歯科室・親知らず口腔外科室 EBM(エビデンスを利用した医療)を実践するために、虫歯や歯周病のための予防歯科と親知らず・顎関節症・インプラント・歯の根の膿などの手術のための口腔外科に関する情報(研究と経験)を共有する部屋です。単なるFAQ集ではありません。 編集 履歴 添付 設定 新規ページ作成 Wiki内検索 最近更新したページ 2015-03-28 疫学 2014-10-12 フッ素(歯磨剤以外) 2013-09-28 FrontPage 2012-05-03 歯周病治療 2012-04-07 誤嚥性肺炎 2012-02-25 海外の抜歯事情 2011-12-24 歯内療法 嚢胞 2011-11-23 味覚障害 2011-11-13 カリエスの治療 2011-11-05 ブラッシング 2011-10-13 口腔ケア 2011-09-20 歯間ブラシ 2011-0
2009年12月08日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Math 統計思考力養成ギブス - #書評_ - 統計数字を読み解くセンス 化学同人竹内様より献本御礼。 統計数字を読み解くセンス 青木繁伸 こんな本を待っていた。 統計思考が重要なことは不透明な時代を見抜く「統計思考力」」を読めばいやでもわかるし、「統計数字を疑う」をよめば統計をそのまま信じようとはしなくなる。 しかしそれでは一体全体統計というものをどう扱えばいいのか。 本書には、それがある。 本書「統計数字を読み解くセンス」は、疫学という、統計を最も実践的に扱う学問の専門家が、統計のどこに目をつけ、どこに注意するのかを実際に統計を処理しながら学んでいく一冊。 目次 - KAGAKUDOJIN BOOKSHELLより 第1章 統計数字はじめの一歩 - データの集計と分析 一 どんなデータがあるのだろう カテゴリーデータ / 数値デ
Recently, Evidence-based Medicine (EBM) has been distributed on a worldwide basis, and there is a tendency to scientifically examine the usefulness of medical technology, medicine, preventive medicine, and health politics. This trend is visible not only in the medical field but also throughout the behavioral sciences, including the fields of Nursing and Nutrition. This special issue contains artic
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