『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(任天堂)シリーズでおなじみの、東北大学・川島隆太教授が9日(火)、森永製菓との共同研究「親子のコミュニケーションにおけるホットケーキ調理の可能性」の研究発表会を行った。同研究によると親子で料理をする事で、子供の“前頭前野(ぜんとうぜんや)”が刺激され、活性化するほか、親子のコミュニケーションが促進されることで、不安軽減や非行的行動の軽減につながったという。 同研究発表会で行われた、西村知美母子の調理イベント “前頭前野”は記憶や学習力のほか、集中力、感情・行動の抑制など、高度な精神活動を司る部位。子供の発育には特に重要で、「自発性、豊かな知識に基づく豊かな想像力、コミュニケーション力や我慢する力など、“子供の生きる力”をもたらす」(川島教授)とされる。 同研究では千葉と仙台の幼稚園児と親に協力を依頼し、近赤外光脳計測装置を使ってホットケーキ調理の
今回お話を伺った国村次郎さんは、50年にわたって新幹線の顔の部分を作り続けてきた板金職人だ。微妙な曲面をハンマー1本で打ち出して作り上げていく技を見せていただいた。その打ち出しの原理を初めて理解して、ある種の戦慄を覚えた。 仮にコンピューターを使って制御したとしても、きわめて複雑な計算が必要になる作業を、国村さんは瞬時に、いとも簡単にやってのける。うまくいっているときは無心の状態で、余計なことを考えるとかえってうまくいかないと国村さんはおっしゃっていた。 意識では追いつかない自動化された高度な能力。ハイデガーもそういうことを言っている。ハンマーを振るっていてうまくいっているときは無意識で、打ちそこなうと初めてそこで意識が立ち上がるといったことだ。 だから職人は無口なのだと思った。これだけ複雑な計算をしているとしゃべっている暇はない。この複雑な計算を意識的にやろうとするとすごく大変なことだが
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