ゲーム機はいつも夢見がち。 現状維持を好まない。 変化を好む。 四半世紀の歴史は示す。 あらゆるAV機器のコアになると宣言したのはPCエンジン 。 オンライン対戦ゲームを試みたメガドライブ。 時は90年代中期。 スーパーファミコン全盛期からプレイステーション勃興期へ。 NINTENDO64は「ゲームを変える」と意気込んだ。 ドリームキャストはネットワーク端末の野望をのぞかせてモデムを標準搭載。 ソフトはダウンロード販売に切り替えたかったプレイステーション2。 プレイステーション・ポータブルは「21世紀のウォークマン」を標榜した。 テレビとインターネットの関係を変えると宣言したのはWii。 プレイステーション3は家庭内のスーパーコンピュータを目指した。 立体像のゲームを普及させたかったニンテンドー3DS。 いつの時代も新型ハードは野心家として誕生する。 けれども、ある瞬間、現実主義者に生まれ