いわゆる「ペットボトル症候群」とは、糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中のブドウ糖やケトン体と呼ばれる成分が異常に高くなり、意識レベル低下、口渇、多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などの症状を引き起こす病気です。「急性の糖尿病」と説明されていることもあります。 糖尿病は自覚症状が出にくく、血糖値が少し上がったぐらいでは自分ではわかりませんが、さらに血糖値が上がると、尿量の増加、口渇、飲水量の増加といった症状が出てきます。ブドウ糖が尿中に排泄されるときに水分も一緒に排泄されるため、おしっこの量が増え、体の水分が不足し、のどが渇くのです。 のどが渇いたからと甘い清涼飲料水を飲むと、さらに血糖値が上がり、尿量が増え、のどが渇いて、再び清涼飲料水を飲むという悪循環に陥ります。糖尿病では、血液中の糖分をエネルギーに変えるインスリンというホルモンがうまく作られません。すると体は糖分を利用
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