タグ

ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (6)

  • 茂木健一郎 クオリア日記:  映画『奇跡のリンゴ』をやっとみることができた。

    『プロフェッショナル 仕事の流儀』のスタジオで、木村秋則さんに会って以来、ずっと親しくさせていただいてきた。 木村さん、口の中も自然農法で、歯が一もないけれども、笑顔はまるで太陽そのものだ。 その木村さんの生涯が映画になるというので、なんだかドキドキしながら見に行った。 そしたら、結婚式のシーンで、木村秋則さんご人が登場していた! 阿部サダヲさんは、演技が木村さんのコピーにならないように気をつけた、とかどこかで言ってたけど、結果としてものすごく説得力のあるキャラクターになっていたと思う。一つのことにとりつかれた男の明るい狂気のようなものを、一分の隙もなく描ききっていた。 菅野美穂さんが演じた木村さんの奥さん役も、とても良くって、なんだか人間の手触りがした。 そう、物語の全体に、人間の感触があるんだよね。それが、リンゴのイメージと重なって、とっても温かい映画になりました。 岩木山の風景や

    ublftbo
    ublftbo 2013/06/27
  • 茂木健一郎 クオリア日記:  自分の身体性の有限を引き受ける覚悟さえあれば、確率は私たちを解放してくれる。

    たとえば、あなたが、ガンの告知を受け、「五年後生存している確率は、10%です」と言われたとしよう。 科学的に扱うことのできる「統計的真理」としては、それ以上のデータは得られないかもしれない。量子力学の「ダブル・スリット」の実験において、電子が二つのスリットのうちどちらを通過するか、確率的な記述が与えられることのすべてであるように、多くの場合、私たちは「統計的真理」以外の知識を得られない。 しかし、患者人にとっては、5年後に「10%生きていて、90%死んでいる」という状態はあり得ない。5年後には「生きている」か「死んでいる」かのどちらである。「10%生存している」というのは、たくさんの患者を集めてきた時の「アンサンブル」の性質に過ぎない。 統計的手法には致命的な限界があるが、一方で、生の行く末が「確率」で表されるということの中には、私たちを救済する側面もある。 早い話が、確率が100%でな

    ublftbo
    ublftbo 2010/05/20
    本気で言ってるのかな…。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: ○○は脳に良いですか?(その2)

    ある程度の蓋然性を持って、脳がより高い働きを果たすことが期待されることが皆無だというわけではない。 たとえば「新しい」経験をすること。周知のように、人間には新奇選好(neophilia)があり、新しい体験を通して、さまざまなことを学ぶ。 あるいは、体験の「多様性」を増大させること。ある一つの体験が、たとえ脳にとってどれほど効果的であったとしても、それだけに偏るのは危険である。性質の異なる、さまざまな体験を蓄積することが、頑強(ロバスト)な脳をつくることに資する。 また、自分の中の確かな知識、経験の基盤を持って、不確実な状況に対すること。つまりは、確実性と不確実性の混ざった「偶有性」(contingency)に向き合うこと。偶有性に能動的にかかわることは、脳の学習を実質的な意味で進めることになる。 新しい体験をすること。多様性を増大させること。偶有性と向き合うこと。これらの処方箋に共通なのは

    ublftbo
    ublftbo 2010/04/25
    「○○は脳に良いですか?(終)」で、これまでの自身の言動について省みて、以後テレビ等でも流布しないと宣言なさるのかな。しないなら、強く批判されてもしょうがない。したとしても帳消しにはならないけれど。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: ○○は脳に良いですか?

    いろいろな方とお話していて、良く聞かれるのが、「○○は脳に良いですか?」という質問である。 ○○をべるのは脳に良いですか? 朝○○をするのは脳に良いですか? メディアの中で、「○○は脳に良い」という言い方がしばしば見受けられるので、一つの思考の型として流布しているのだろうと思われる。しかし、科学的には、「○○は脳に良い」という言明には、あまり意味があるとは言えない。 だから、私は、このような質問をされると、一瞬絶句して、それからどのように答えようかと、一生懸命言葉を探す。 なぜ、科学的には、「○○は脳に良い」という言い方をしないのか。きちんと説明をする必要があるように思う。 「○○が脳に良い」という言い方の背景にある考え方は、科学的な言葉におきかえれば、脳の状態について、ある評価関数があって、○○によってその「数値」が上がるということを意味する。 たとえば、「朝チョコレートをべるのが脳

    ublftbo
    ublftbo 2010/04/24
    [asin:4837956963], [asin:4569772498], [asin:4582632157], [asin:4898146899]
  • 奇跡のリンゴ 茂木健一郎 クオリア日記

    『プロフェッショナル』のゲストにいらした 木村秋則さんの人生は、 ドラマティックで感動的な ものだった。 こんなことが当にあるのか、というくらい。 農薬散布でご自身や奥さんの皮膚が やられたことをきっかけに、 不可能と言われた無農薬によるりんご作り に挑戦して、8年間、りんごが出来ない どん底の時代を経験する。 その間、キャバレーの呼び込みの仕事をしたり、 東京に出稼ぎで出てきて、山谷でホームレスを したりする。 収入がないので、子どもたちにロクにものを 買ってやれない。一つの消しゴムを三人姉妹で 切って使うような生活。 もうこれまで、死を覚悟し、とロープを持って岩木山に 登っていく。 月がきれいだなあ、見下ろす夜景が美しいなあ と思う。 突然、リンゴの木が眼に入ってくる。 なぜこんなところにリンゴの木が、と 駆け寄ってみると、それは良く似たドングリの木だった。 それで気がついた。山の中

    ublftbo
    ublftbo 2009/03/27
    奇跡のリンゴ([google:"奇跡のリンゴ"])について、茂木氏が触れている。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 数字に頼るということは

    ublftbo
    ublftbo 2008/08/25
    いきなり矛盾したこと言ってるような…
  • 1