布団の中で携帯電話を使い、睡眠時間が短くなっている小中学生が増え、勉強にも影響が出ていることが、神奈川県相模原市立総合学習センターがまとめた携帯電話の利用実態調査でわかった。 調査は昨年11月、市内の小学校10校、中学校5校を対象にアンケート方式で実施。小学4、6年生の児童計約600人、中学1、3年生の生徒計約670人から回答を得た。 それによると、携帯電話の所有率は小4で24・7%、中3で77・5%に上り、6年前の調査に比べ、いずれも15ポイント前後増加していた。 「夜、布団に入ってから携帯電話を触っているか」との質問に対し、「よく」と「時々」を合わせると、小4で28・6%、小6は34・6%、中1は52・6%、中3が76・4%に上った。 このうち中学生を対象に就寝時間を聞いたところ、「触っている」と答えた生徒の約70%が「午後11時以降」で、携帯電話で睡眠時間を削られている実態が