2月20日に発売になった安宅和人さんの『シン・ニホン』。このプロジェクトにプロデューサーとして参加し、執筆の経緯を見ることができた。それら書き残したいことをまとめた。 2019年6月安宅さんが本を書くと聞いたときは、驚いた。 安宅さんと出会って6年、年々忙しくなっている。ヤフーCSOという肩書きに、いつの間にか「慶応義塾大学環境情報学部教授」も加わっていた。ヤフーがある東京の紀尾井町と湘南キャンパスを行き来する日々。仕事はそれだけではない。データサイエンティスト協会では主導的立場で長らく活動されているし、今や政府系の委員会や講演会などに引っ張りだこ。おまけに「風の谷を創る」というプロジェクトも主宰されている。 そんな多忙な安宅さんは、書籍を執筆する時間が取れるのか。驚きとともに「ついに来たか」と興奮した。 いまや編集者が放っておくはずがない。テクノロジー企業の戦略参謀であり、慶応SFCでデ
![安宅和人さんは、いかに『シン・ニホン』を書いたか。|岩佐 文夫](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/725457f428f8c34fa5744c6470d464efc48c0cb1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F19559895%2Frectangle_large_type_2_fcc6aac7c5f661cef8bd4e6d53732013.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)