海と空、豊かな自然…地方暮らしへの憧れは増しているが? ※写真は本文の内容と関係ありません ここ最近、都会での暮らしに見切りをつけて、田舎で第二の人生を始める人が増えているらしい――。 とはいえ、誰もが地方へ行けば平穏が約束されるわけではない。“田舎の掟”を知らなかったために地元になじむことができず、逆にストレスを抱えて出戻り…なんていう例も少なくないのだ。ここでは、そんな地方移住の“影”の部分をクローズアップする。 まずは、東京都X区から福島県Y町へ移住したAさん(24歳・男性・フリーター)。「行けば仕事ぐらいあるはず」という甘い認識が招いた“悲劇”の日々とは…。 * * * 都内の大学を卒業後、2年間で3社ほど離転職を繰り返し、会社員という生き方が窮屈に思えてフリーターになりました。当時は実家で悶々(もんもん)とした生活を送ってましたね。 そんなある日、福島のある村を舞台にしたドキュメ
かつては真剣に感動していた稲穂の風景。いま近隣は小金色に包まれています また、ですか と、今年になって何回いったかな おんなじ話を何回も聞くのです 過疎の村、それも未来は間違いなく限界集落になることが運命づけられている 農業を成り立たせることさえ難しい村 そこでふつうに起こっていること 移住した人たちが、つぎつぎに、 生活が軌道にののった移住4年めめくらいに 現地住民によって「出てってください」と、いわれるのです 荒れ果てた田畑を開墾し、ようやく収穫も充実の時期になりそう・・・・ってときに 「すみません、たんぼと畑かえしてください」 真剣にまじめにいっしょうけんめい、農家になろうとしている最中に 頭から水バシャッですよ 住める状態じゃないとこを長期間の労働ですてきなおうちに改装してさあこれからというときに・・・ 「親戚が帰ってくるっていってるんで、次の更新はありません」 水バシャッバシャツ
一度作ってしまった「物語」を崩すことは難しい - 国家鮟鱇 上記の記事を読んで、ふと常々気になっていた「物語」について書きたくなりました。と言っても、最近よく書いている大阪府の話です。橋下知事になって「大阪府が黒字になった=財政が好転した」という「物語」。 なぜ、これが「物語」かと言いますと、大阪府の隣の京都府知事が記者会見でよく説明されているのですが、地方公共団体の予算や決算には、そもそも「黒字」や「赤字」の意味はあまりないと思われるからです。 京都府 知事会見 平成19年7月23日 実は記者会見で何度も言っているのですけれども、この黒字額はあまり意味がない。正直言いまして、何年連続黒字だからというのはあまり意味がないということをずっと申し上げております。なぜかと申しますと、地方公共団体の黒字というのは借金をしても黒字になる、基金を取り崩しても黒字になるわけです。皆さんの家計で借金をした
6日付ロサンジェルス・タイムスは、「沖縄 もう一つの闘い 抵抗にもかかわらず、新基地建設を強行」と題したチャルマーズジョンソン氏の寄稿を掲載している。 さらに、1945年の沖縄戦終結以降、米軍基地に占拠された沖縄の苦難の歴史を詳しく紹介した後に、今年の名護市長選で「基地反対」を訴える市長が当選、さらに「県外移設」を約束していた新しい民主党政権の鳩山首相が6日、沖縄を訪問、謝罪した上で県内移設受け入れを求めたことにも言及している。 最後にジョンソン氏はこう述べている。 鳩山の態度は臆病で卑劣なものかもしれないが、それよりむしろ嘆かわしいことは、日本をここまで徹底的に追い詰めたアメリカ政府の傲慢さである。アメリカ政府は世界を覆う軍事基地の維持にとりつかれたような勢いだが、実際は増加するだけしてもはや受入国は減り、その余裕はない。アメリカ政府はいいかげん背伸びをやめて、普天間の海兵隊をアメリカ本
明日、発売の『週刊朝日』(首都圏では18日発売)でこの1カ月、年末年始を返上で総力取材した「八ッ場ダム最大のタブー 国交省はヒ素汚染調査を隠蔽していた」というレポートが掲載されている。たくさんの関係者、協力者の力を得てこの記事が出来上がった。そして、読んでもらえば従来の「八ッ場ダム」の論議を根底からやり直すことになるだろう。「政治とカネ」で五里霧中の国会だが、しっかりと取り組んでほしいテーマだし、前原大臣はじめ国交省も早急な対策を打ってほしい。 八ッ場ダムの上流に品木ダムがある。このブログでも、たびたび取り上げてきた。この品木ダムに、大量のヒ素が流れこんでいることは従前から指摘されていた。ダムサイト直下から、何カ所かの計測ポイントで「環境基準値」(0・01㎎/㎏)を上回る数値がたびたび計測されていることは、昨年11月にも朝日新聞に報道された。 今回のスクープは、品木ダムに堆積している土砂と
高校生に全面敗北・完全屈服した橋下知事 共産党の党大会で志位和夫が討論をまとめて「結語」を述べているのがYouTubeで見られる。 そのなかで、ふと「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の高校生たちが大阪の橋下徹府知事とおこなった論戦の記録を読んで志位が感想をのべている箇所があることに気づいた。 「議事録を読みましたが、高校生たちの圧勝です」 この「橋下知事vs高校生」の論戦は、インターネット……というか2chで話題になったことがある。 痛いニュース(ノ∀`):橋下知事、高校生相手にマジ反論。“自己責任”に女子高生号泣…私学助成削減めぐる意見交換会 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1186237.html はてなブックマークのコメント http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/a
政権交代を実現した今年8月の衆院選で、小選挙区の1票の格差について「違憲」と指摘した28日の大阪高裁判決。原告側弁護団は判決後に大阪市内で記者会見し、「歴史的な判決。素晴らしいというか、すさまじい。大変なことが起きた」と興奮した様子で語った。 升永英俊弁護士は「今の選挙制度そのものを現状では憲法に違反すると主文で明言した判決。今まで三権分立といっても司法は国会に遠慮しており、本格的に行使したのは初めて。次の選挙で同じ状態なら無効にするという警告が背後から読み取れる」と話した。 一方で、「判決は2倍を超えたら違憲と判断した。2倍を超えなければいいのかどうかにはふれていない」と指摘した。 久保利英明弁護士は「判決は、憲法の趣旨・理念は1人1票と押さえており、われわれの認識と根本的に一致している。非常に踏み込んだ判決だ」と評価した。 また、「訴訟費用を被告の負担にするという点は、実質的に
そのまんま東・東国原宮崎県知事の「衆議院選挙出馬」と「総裁選擁立要求」は、自民党の迷走を物語る格好の材料となった。6月23日は沖縄戦犠牲者を弔う「慰霊の日」だった。日本遺族会会長の古賀選挙対策委員長は恒例の出席を取りやめて、宮崎県庁に向かい「そのまんま詣で」を行った。東国原知事については、「宮崎のPRマン」「改革派知事」といったイメージがつくられているが、九州横断道路や東九州自動車道をめぐる言動は、自民党「道路族」と瓜二つのもので「そのまんま道路族」と呼んであげたいようなものだった。昨日の自民党内のゴタゴタで 「売り言葉に買い言葉的に」席をを立って「辞意表明」した古賀選挙対策委員長は「東国原騒動」の責任を取ったのであれば、もう一度、彼を検証してみる必要があるのではないか。 『日刊ゲンダイ』にジャーナリスト横田一さんが、3回連続で『東国原知事の薄汚い正体』という連載をしている。横田さんの許可
静岡知事に民主系の川勝氏、自公系の坂本氏を破る(読売新聞) 静岡県知事選は5日に投開票が行われ、民主党などが推薦した候補が自民、公明両党の推薦候補に競り勝った。 一方、東京都議会議員選挙(12日投開票)を前に、読売新聞社が4、5日に都内の有権者を対象に実施した世論調査でも、麻生内閣の支持率下落など国政の動きを反映し、民主党が堅調で、自民党が苦戦を強いられている構図が浮き彫りとなった。静岡県知事選の敗北に続き、都議選でも与党が振るわなければ、麻生首相の描く衆院解散・総選挙の戦略が影響を受けるのは必至で、政局は緊迫の度合いを増している。 前知事の辞職に伴う静岡県知事選は、新人で前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)(無=民主、社民、国民新推薦)が、前自民党参院議員の坂本由紀子氏(60)(無=自民、公明推薦)ら3新人を破って初当選した。民主党は名古屋、さいたま、千葉各政令市長選に続く勝利で、1
昨日深夜には静岡県知事選の結果を喜ぶ民主党支持ブログのエントリがずいぶんたくさん立った。 とはいえ、当選した川勝平太氏が、政治思想では右翼、経済政策では新自由主義の、ネオコン・ネオリベ色の強い人物であるところから、さすがに手放しでは喜べないとするブログが多かったようだ。当ブログも同様である。 当ブログ管理人は、このところブログ運営に考えるところが増えてきている。単純化していえば、民主党寄りのメディアとして、一方の極に朝日新聞があり、もう一方の極に小沢一郎や鳩山由紀夫を絶対視するかのような民主党応援ブログや掲示板がある。後者は前者を「マスゴミ」として非難するが、前者も後者もともに民意からは離れており、現実に派遣切りに苦しみ、自殺に追い込まれている人たちの世界からは隔絶したところにいる。そして、当ブログも上記の両極をいくら批判したところで、やはりリアルの世界から隔絶したところにいることには変わ
ども、相変わらず地方衰退ネタは反響が大きいですね。 さて、前回のエントリーで 「もちろん、自分は「コンパクトシティ」が処方箋だと考えていますよ。それはなぜか、といえば「連立方程式」の「解」だから、です。」 と述べたわけですけど、この辺を説明していきましょう。 何かしら課題が設定された場合、最も効率が良いのはそれらを纏めて解決する手段を用いることです。いわば「連立方程式」の「解」な訳ですね。 では、「コンパクトシティ」はどのような「課題」の「解」なのか? まず、最初に押さえておかないといけないのは、「コンパクトシティ」というのは、和製英語である、ということ。現在では日本の地方自治体での多くで、コンパクトシティは取り上げられていますが、まったく根本を押さえていません。「中心市街再活性化」であるとか、「複合商業施設建設」などによって“コンパクトな街”を謳い文句にしますが、以前説明したとおりです。
私が9ヶ月ぶりに京都に住み始めたのは、今年の2月であるけど、とても驚いたことがある。それは自転車置き場の有料化である。御池通りの広い歩道に自転車専用の柵ができていて、そこに金を払って自転車とめるのだ。あのシステム自体にけっこう金がかかっていそうで減価償却できているか心配になる。ケチくさい仕組みで、利用者から金を取るという考え方しかできない人が行政で力を持っているんだなと思うと、京都に住むことに消極的にさえなる。しかしこれは京都だけの問題ではなく、自転車駐輪に金を取るという、とんでもない動きが全国的に広がっているようだ。 あの有料自転車置き場のおかげで街が綺麗になるということが、おそらく宣伝されているのだろうが、それは間違いである。街を綺麗にするということは、私たちが街を使用しやすくなるためではなく、街を金儲けの一部に組み込むこととして理解するほうが正しいだろう。つまり、鴨川条例が京都の景観
市民税のカット目標は1割、250億円。納税者とその配偶者、子どもを含めると180万人が恩恵を受けると説明。手法は、定率か定額かなど今後、検討する。税金を支払っていない層にも現金の支給を考慮する。 カット分は役所内の「無駄遣いを根絶」し補う。各局長にカットすべき予算枠を指示して査定権も与える「庁内分権」を実施し、どの事業を廃止するかは職員が自ら判断できる態勢をつくる。 地域委員会は、選挙で選ばれた地域の代表で委員会を構成し、福祉や防犯、まちづくりなど地域の問題を解決するために、予算の使い方を自分たちで決める。実際の施策は職員や、委託された民間団体が行う。 市職員は、雇用を維持しつつ、人件費の総額を1割カット。幹部職員を中心に給与を見直し、給与が500万円以下の若手職員は対象としない。市長退職金は廃止し、市長給与も大幅に削減する。 議会改革を進め、議員の定数を1割カット。議員に支給される政務調
コンパクトシティは単純に「街を小さくする」だけではありません。集約して効率を上げ、同時に地域内で可能な限り経済を回す仕組みでもあります。コンパクトシティは限界集落を見捨てないのです。 コンパクトシティは限界集落を見捨てない - Dr-Seton’s diary よそさんのはてブを閲覧していて見つけたid:Dr-Setonさんの記事。「(木材を)地域内部で手に入れ、地域経済が回るようにする」ことで、コンパクトシティ化→限界集落の救済……へと繋げていくというアイデアである。「「コンパクトシティ」と「限界集落」 - 一本足の蛸」で「『コンパクトシティ』と『限界集落』を同じ問題圏に属するものだと単純に考える人々の誤謬を誹るばかりで」とアイロニカルにコメントされているように両者を関連づける意味がやや不明確なところもあるが、この方の過去の日記もあわせて読むことで「コンパクトシティ」に対する熱い想いは理
前回の「"中心"が存在しない日本の都市にコンパクトシティは似合わない。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」。予想外の反響に正直驚いた。以前、鞆の浦とポニョの話と京品ホテルの話がYahoo!ニュースにリンクされたときはpv数が1万数千/日になったが、その時とは別種の反応はあった。と共に、はてなのトップページに2日間掲載されるというのはこういうことなのか……と実感できた。"はてな村"の住人たちで、自分たちの住む"都市"って何なんだろう、と漠然とした疑問をお持ちの方が多かったということなんだろう。 内容的には、 日本の都市の都市では"核"としての機能が失われたことを指摘 中心性を欠如したままで"コンパクトシティ"なる舶来の発想を持ち込むことに疑問 を中心に展開した*1。また、中心市街地および郊外の是非に対する価値判断には触れないように努めた(つもりだ)。 今日は、日本の地方都市の中心市街地が空洞
このエントリーは 自滅する地方 自滅した浜松 その2 http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20090127/1233057329 の続きです。 前回のエントリーはずいぶん反響がありました。地方衰退を身近な問題として感じている方々もたくさんいらっしゃるのだなぁ、と時代の変化をつくづく感じております。で、続きといいましょうか、幾らかご意見に関して答えを返しつつ、中心市街地衰退の問題点を述べていきます。 さて、浜松の問題とは、郊外化の問題であってとりわけ自動車指向が招いた事態である、と述べました。それに対して次のような意見が出ました。 y-yoshihide 社会, 経済, 地方 なんか違和感。少なくとも郊外に住んでる人間にとって市の中心部へ出向くことだって一苦労だってことを考えないといかんのじゃ? 消費者の都合を無視して規制をかけたところで中心部が復活するとは思えない
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