アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで17日午前、武装集団が国営テレビ・ラジオ局を襲撃した。州政府などによると、少なくとも警備員ら2人が死亡、局員ら約20人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)の系列とされる「アマク通信」が同日、犯行声明を出した。 地元メディアによると、武装した男ら数人が局内に侵入して銃を乱射した。17日午後現在、治安当局との間で銃撃戦が続いているという。職員の多くはすでに脱出したが、施設内に取り残されている職員もいるという。 ジャララバードは、米軍が4月13日に大規模爆風爆弾「モアブ」を投下したIS支部の拠点の近く。IS支部は健在を誇示する内容のラジオ放送を流していたが、治安当局に放送設備を空爆されて放送中断に追い込まれており、今回の襲撃は空爆への報復だったとの見方もある。(バンコク=乗京真知)
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