にこやかに握手するティラーソン米国務長官と習近平国家主席(9月30日、北京) Lintao Zhang-REUTERS 訪中したティラーソンは習近平と「極めて友好的な」会談を行なった。北朝鮮が第19回党大会にミサイル発射をぶつけてくる可能性がある中、静かにしている中国は何を考えているのか。米中の極秘交渉を考察する。 極めて友好的な会談に隠れているもの ティラーソン米国務長官が訪中したのは、トランプ大統領訪中の下準備のためである。今年4月に習近平国家主席が訪米した際にも、ティラーソンは事前(3月18日)に訪中して習近平と会っている。 この2回の訪中に共通しているのは、「この上ない友好的ムードの中で互いを礼賛し合うこと」ではあるが、今回の「友好さ」には何かが隠れているのを感じる。2回とも北朝鮮問題に対する話し合いが含まれているとされながら、その具体的内容に関しては公表されていない。それでも3月
![中国が北朝鮮を攻撃する可能性が再び----米中の「北攻撃」すみ分けか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5db9dffd45d1fa3748304e0addc058fce7570233/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2017%2F10%2Fendo171002-thumb-720x486-121484.jpg)