韓国銀行(中央銀行)は3日、今年上半期の韓国と国外とのサービスの取引を示す収支が157億4千万ドル(約1兆7千億円)の赤字を記録したと発表した。米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)の韓国配備に対する中国の経済報復措置の影響を受けた。 今回の赤字幅は、半期ごとの数字では史上最高になった。全体のうち、旅行分野が約77・4億ドルの赤字だった。同銀関係者は「THAAD問題で、中国人観光客が大幅に減った結果とみられる」と語った。 韓国観光公社によれば、今年上半期に韓国を訪れた中国人観光客数は約225万人で、昨年同期の約382万人よりも41%減った。日本人観光客は約111万人で同6・5%増だった。 中国は3月初めから、上海や…