アップルの1-3月(第1四半期)決算報告から、重要な数字が消えた。ネットフリックス、マイクロソフト、グーグルのアルファベット、オラクルの決算報告にも見当たらない。 それは、海外に保有する現金の額だ。 この記載の削除は規則には全く違反しない。税の専門家は完全に筋が通っていると指摘する。ただトランプ政権が昨年成立させた税制改革が、米国内の企業投資を促しているのか、計測することは難しくなる。 昨年9月末時点で海外に保有する現金が2520億ドル(約27兆5500億円)に上っていたアップルは、米国に資金を還流させる計画だとしていたが、それを最後に額を公表していない。マイクロソフトは昨年末で公表をやめ、グーグルとオラクル、ネットフリックスは今年に入って公表を停止した。
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