「おこぼれ姫と円卓の騎士 白魔の逃亡 (ビーズログ文庫)」を読んで、(物理的ではなく)強い女主人公の少女小説って楽しい!って思えたのでいくつかご紹介。 「十二国記」(小野不由美・新潮文庫) ご紹介するまでもない有名なシリーズですが、特に女の子が活躍する巻が快感なことうけあい。それぞれがそれぞれに辛い憂き目にあい、そこから変わっていくことによって得るちから。 「ヴァルデマールの使者シリーズ」(マーセデス・ラッキー・澤田澄江訳・C NovelsFantasia)(完結) 愛してかばってくれる人はだれもいない、孤独な少女が、絶望の果てに出会ったのは角のある神馬。それは、彼女が女王に使える「使者」である証だった。孤独な少女が自らの努力によって愛を勝ち得ていく。まさしく少女小説の王道の一巻から始まり、最終巻の壮絶っぷりが見事。でもまたそこからカタルシスを与えてくれるのが! 「流血女神伝シリーズ」(須