# プログラミングする際に今日も役立ってる文献 プログラミングを独学する上で役立つ(役立った)書籍を紹介する流れが 最近ちらほら見受けられて読んでいて非常に楽しいので、 見てるばっかりでなく自分も出
自分が本格的に設計を意識するようになったのは、2015年の夏に現職であるFringe81株式会社で開催されていたサマーインターンに参加してからだ。 インターンではDDDとクリーン・アーキテクチャ*1を一から勉強してAPIサーバーに実装する、というカリキュラムであったが、いま思うと2週間という比較的長いインターンで僕が学べたことと言えば本当に微々たるものだった。つまるところ、それくらいには設計というものは奥が深い。常になんらか特定のデザイン・パターンなりアーキテクチャ・パターンを適用することでアプリケーション開発がうまくいくということはなく、それらの様々な知識から少しづつ応用されたものが最終的なアプリケーションの設計に対して真の洞察を与えてくれるものというのが、僕自身のいまの認識である。 設計はまさに Connecting the dots そのものだ。多くを知れば知るほど、アプリケーション
by Alan Levine かつてのコンピューターは壁一面を占有するような巨大なもので、複数人で使用するのが当たり前でした。アラン・ケイ氏が提唱した「パーソナルコンピューター」の概念は、巨大なコンピューターを個人で使えるサイズにまで落とし込べきだという発想で、現代の「パソコン」を形作るものでした。そんなアラン・ケイ氏が「プログラマー全員が読むべき古典」を挙げていました。 Alan Kay's answer to Experienced programmers and computer scientists, what are some really old (or even nearly forgotten) books you think every new programmer should read? - Quora https://www.quora.com/Experience
この記事で、アルゴリズムの勉強はアルゴリズムカタログを覚えることじゃないよということを書きました。 プログラムの理論とはなにか アルゴリズムの勉強というのは、スポーツで言えば腕立て伏せや走り込みみたいな基礎体力を養うようなもので、「ソートなんか実際に自分で書くことないだろう」とかいうのは「サッカーは腕つかわないのに腕立ていらないだろう」とか「野球で1kmも走ることなんかないのに長距離の走り込みいらないだろう」とか言うようなものです。 Twitterでアルゴリズムの勉強とはなにかと尋ねられて、「アルゴリズムの基本的なパターンを知って、それらの性質の分析のしかたをしって、いろいろなアルゴリズムでどのように応用されているか知って、自分が組むアルゴリズムの性質を判断できるようになることだと思います。 」と答えたのですが、じゃあ実際どういう本で勉強すればいいか、ぼくの知ってる本からまとめてみました。
本記事では、書籍「Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計」のポイントを抽出する。ただ、削った部分も多いので、ぜひ書籍を購入してほしい。 第1部 イントロダクション ソフトウェアを「一度だけ」動かすのは、それほど難しいことではない。正しくするのは難しい。 ソフトウェアを正しくすると、不思議なことが起こる。開発や保守に必要な人材はわずかで済む。変更は簡単で迅速になる。欠陥の数は少なく、ほとんど出てこなくなる。労力は最小に抑えられ、機能性と柔軟性は最大になる。 「あとでクリーンにすればいいよ。先に市場に出さなければ!」ソフトウェア開発者たちはそう言ってごまかす。だが、あとでクリーンにすることはない。短期的にも長期的にも、崩壊したコードを書くほうがクリーンなコードを書くよりも常に遅い。早く進む唯一の方法は、うまく進むことである。 すべてのソフトウェアシステムは、2
レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION) 作者:マイケル・C・フェザーズ翔泳社Amazon レガシーコード改善ガイドを読んだ。 この本では、レガシーコードの内部をリファクタリングする際に何を気にする必要があるかとか、非常に長いモンスターメソッドをリファクタリングしていく時にまずどこからやるかとか、そういうことが書いてある。とにかくレガシーコードに直面して何から始めたらいいかわからないという時にはおすすめ。 リファクタリングという本と近い内容だけど、僕の中ではこの本よりはリファクタリングの方がなんとなく肌にあった。また今度再読してみようと思う。 印象に残ったところを書いていく。 依存関係を排除する 「たいていの場合、テストの最大の障害となるのが依存関係です」と書いてあるのだけれど、これは確かにと思った。いつもは無意識にやっているけど、言語化されてよかっ
_ 今、Cで開発するためのスタンダードを知るための本 例によってアスキーの鈴木さんから、本をもらった。花井さんのモダンC言語プログラミングだ。なお、似たような題の洋書があって、しかも花井さんは翻訳もするので、その本の翻訳書と勘違いされる可能性もありそうだが、完全にオリジナルだ。 Cは、Unixと共に(というか少し遅れて)生まれたということは、すでに40年以上の歴史があり、それだけの年月がたてば、COBOLなどと同じく老害言語と言われてもこれっぽっちもおかしくはない。 ところが、COBOLと異なり開発者市場がどんどん先細り(あるいは固定化)されるということはなく、むしろ増えている。それどころか最近の調査では最も利用されている(TIOBE 2013)。 一方、C++が先鞭をつけたビジネスプログラミングへのオブジェクト指向プログラミングの適用は、Java、Objective-C、C#と種類を増や
とりあえずサンプルコードも動いたのでガッツリBoostの勉強をしようかと以下の2冊を購入。 Boost C++をチューンアップする最先端ライブラリ 作者: ビョルン・カールソン,村上雅章出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション発売日: 2008/10/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 61回この商品を含むブログ (22件) を見るBoost C++ Librariesプログラミング第2版 作者: 稲葉一浩出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2007/07/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 235回この商品を含むブログ (36件) を見る最初はどちらかだけ購入する予定で書店に行ったのですが実際に立ち読みしてみると「Boost C++をチューンアップする最先端ライブラリ」は最初から読み進めるの良い本で「Boost C++ Libraries
創刊号のテーマは Construct the World, C++ です。まず、レビューを書くという条件でこの雑誌を紹介してくださったくださった深川宏樹さん (id:hiroki_f)、また高橋晶さん (id:faith_and_brave) をはじめとする「C++ 闇の軍団」の皆様に感謝いたします。ありがとうございます。 僕は仕事で C++ を使っていますが、 C++ のスキルはたいしたことがありません。スキルをどう表現するかは難しいところですが、 Exceptional C++ を読んで「当たり前じゃん」ではなく「勉強になるなあ」と思える程度の能力です。そして C++ が好きな言語というとそうではなく、どちらかというと嫌いな部類です。C++ の記述の面倒くささやコンパイル時間の長さに辟易して D に逃げてしまったくらいです。しかし C++ には学ぶところがたくさんあります。 C++ の
先日社内に向けてアンケートを行いました。今回のお題は この業界でメシを食うための5冊 あなたが考える、今年の大きなニュース まずは「この業界でメシを…」プログラマ編をご紹介します。これさえ読めばメシを食えるようになる!…かな? 業界というよりただ弊社の、あるいは各自の個人的な回顧録「こんな本を読んで仕事をしてきました」という側面もなきにしもあらずですが、ともあれなにかのご参考になりましたら幸いです。 プログラミング全般 アルゴリズムとデータ構造 勧めてくれた人は多分ヴィルト(?)の本を勧めてくれたんだと思いますが、自分が買ったのは日本人が著者のものでした。他の人が作った既知のアルゴリズムを読んで知るのはプログラミングする時に非常に役に立ったと思っています。 リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック 就職してすぐに読みました。よいプログラムとは何かという認識を変えてくれる良書だと思い
$Id: index.html,v 1.6 2004/07/20 23:08:12 aamine Exp $ この文書は書籍『Rubyソースコード完全解説』のHTML版です。 ただし初校段階の原稿をベースにしているため、 書籍では修正されている間違いが残っている場合があります。 予め御了承ください。 2004-02-16 に全章を公開しました。 目次 まえがき 序章 第 1 部「オブジェクト」 第 1 章「Ruby言語ミニマム」 第 2 章「オブジェクト」 第 3 章「名前と名前表」 第 4 章「クラス」 第 5 章「ガーベージコレクション」 第 6 章「変数と定数」 第 7 章「セキュリティ」 第 2 部「構文解析」 第 8 章「Ruby言語の詳細」 第 9 章「速習yacc」 第 10 章「パーサ」 第 11 章「状態付きスキャナ」 第 12 章「構文木の構築」 第 3 部「評価」 第
今回は、プログラムの書き方の本。プログラムの宣言的な側面を扱うための本とでも言うか。id:t_yanoおまたせ。 ただ、こっち側はほんとに勉強を始めたばっかりなので、ちょっと目を通しただけで読んでない本もばかりだし、自分でもちゃんとわかってない部分も多い。そういうのを割り引いて見てもらえれば。 で、まずは、論理。プログラム書かなくても読んでほしい。 論理学 作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1994/02/18メディア: 単行本購入: 24人 クリック: 175回この商品を含むブログ (80件) を見る これは全部読んだ。 この本読むと、かしこさが15くらいあがる。日本語がうまくなる。考えるとき、間違った結論をださなくなる。議論するとき、議論の骨子をみつけて、議論からそれる部分を省くことができるようになる。 1章「命題論理」2章「述語論理」を読めば、あとはヤル気が
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