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ブックマーク / davs.hatenablog.com (59)

  • 『丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』 - davsの日記

    今回紹介する、藤森晶子氏の『丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅 』(岩波現代全書)を、私がこのを手にする契機となったのは、下のごとく、ナチスドイツ占領下のフランスで、ドイツ軍の将兵と交際していた女性は、「慰安婦」なのだ。フランスの「慰安婦」が占領からの解放後にリンチにあっているのに、朝鮮半島出身の慰安婦達がそういう目に遭っていないのはおかしい、とトンデモない主張を目にしたことだった。 時代は独裁者を求めた: https://t.co/mIt12VK8KM @davs_no_nikki君,質問だがナチスドイツ占領下のフランスにも"慰安婦"居たけど同様の話(兵士と現地女性との子供)は,「慰安婦問題」で全く聞かないがそれは何故? @ryoFC @saintarrow— FriedrichⅡ (@zgmfx10afreedo4) 2016年9月11日 @davs_no_ni

    『丸刈りにされた女たち――「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』 - davsの日記
  • この池田信夫の論理はおかしい。よくあることだけれど - davsの日記

    慰安婦問題を現代の価値観で裁くのはナンセンス – アゴラ 池田信夫氏が上の記事で、橋下前大阪市長から従軍慰安婦問題について、批判を受けたことに反論している。 橋下前大阪市長の「慰安婦が必要だった」発言を援護射撃しなかったことを責められての、反論らしいが、池田信夫氏が「従軍慰安婦制度は女性への人権侵害だった」という論に与するようになったということではない。 池田信夫氏にとって、「従軍慰安婦制度は女性への人権侵害だった」というのも、「従軍慰安婦制度は必要だった」というのも、「非歴史的な価値判断」なのでナンセンスということらしい。 これは慰安婦が強制連行ではなかったという事実認識とは別の問題である。この歴史的事実にはもう争いはないが、それを正当化するかどうかは別の問題だ。歴史学では、「慰安婦は女性の人権侵害だ」というような非歴史的な価値判断はすべきではないとされている。そんなことをいったら戦争

    この池田信夫の論理はおかしい。よくあることだけれど - davsの日記
  • 前借金は借金ではない〜『売春と前借金』(日本弁護士連合会編) - davsの日記

    従軍慰安婦問題に限らず、人身売買をあつかった書物には、必ずと言っていいほど「前借金」という言葉が登場する。日弁護士連合会が1974年に出した『売春と前借金』(1974年)(高千穂書房)は、その前借金契約に焦点をあてて、売春問題について書いたものだ。前借金については、過去の判例や、その法律的意義だけでなく、当時、前借金によってどのように売春が強要されていたかつまびらかにしている。当時の日弁護士連合会は、返還前の沖縄に調査団を派遣するなど、沖縄の人権状況に関心があったため、沖縄における売春と前借金問題にページを割いている。 書を読んで分かるのは、前借金というものは、「借金」といいつつ、通常の金銭消費貸借とは、異なるということだ。前借金は売買された人身の代金であり、売られた人間に、その人権を著しく阻害する労務を提供させ、逃亡や廃業を阻害する心理的な力として作用するものだ。通常の金銭消費貸借

    前借金は借金ではない〜『売春と前借金』(日本弁護士連合会編) - davsの日記
  • 大量殺戮には必ず、アウシュヴィッツ並の施設が必要などということはない〜『再審「南京大虐殺」』のおかしな論理 - davsの日記

    下のいかにもな雑誌を立ち読みしていたら、アウシュヴィッツを引きあいに出した南京事件否定論にあたった。 日中韓政治経済戦争2016~ニッポンが勝利する100の理由 (英和MOOK) 出版社/メーカー: 英和出版社発売日: 2016/08/04メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見るアウシュヴィッツですら、殺害数は一日平均710人であったのに、一日に数万殺すためにはアウシュヴィッツ並の施設がいくつも必要となるはずだ、というものだ。南京事件について、言われているような大虐殺をするためには、原爆が必要、という否定論があるが、アウシュヴィッツも南京事件否定論に持ち出されるものらしい。この主張を調べてみると、下のにまで行き着いた。(漢数字は、算用数字に改めた) 再審「南京大虐殺」―世界に訴える日の冤罪 作者: 日会議国際広報委員会,大原康男,竹忠雄出版社/メーカー: 明成社発売

    大量殺戮には必ず、アウシュヴィッツ並の施設が必要などということはない〜『再審「南京大虐殺」』のおかしな論理 - davsの日記
  • 赤紙=召集令状について、左翼がデマを流しているというデマ - davsの日記

    トリヴィアは所詮トリヴィア - Apeman’s diary 上のApeman氏の記事にもあるように、左翼が「赤紙」について、印象操作を行って、徴兵制への不安を煽っている、という主張がある。 ちなみに「赤紙&サヨク」でgoogle検索してみたら下のような結果だ。 赤紙 サヨク - Google 検索 そのうちの1つにこんなことが書いてある。 http://tawagoto2.seesaa.net/article/418334800.html 「赤紙一枚で戦地送り」というよくある表現からは、第二次大戦末期の日では誰彼構わず召集令状(赤紙)が届くと「お国のために」としか言えず、強制的に軍隊に入れられ戦地に送られたかのような印象を持ちます。 以前からうすうすおかしいと感じていた表現ですが、よく調べてみるとやっぱりサヨク独自の偏向・印象操作でした。 そもそも召集令状=赤紙とは「軍隊が在郷将兵召集

    赤紙=召集令状について、左翼がデマを流しているというデマ - davsの日記
  • スマラン事件を個人の犯罪と言うためには - davsの日記

    従軍慰安婦問題否認論は、たいてい「軍や官憲による暴力的な強制連行はなかった」と問題を矮小化させつつ、正しくないことを主張するわけですが、これに対し、例えばスマラン事件のことを指摘しても、「いや、あれは個人的な犯罪であって、軍組織の犯罪ではない」という、テンプレート的な反論が返ってきます。それでは、この事件が個人的犯罪だ、と主張できるようにするためには、実行犯はどうすればよかったのか、考えてみました。 上官だからといって俺に指図するなよ。 事件を起こしたのは南方軍の幹部候補生隊ですが、その組織や命令系統を維持して、犯行を行ってはいけません。共犯者を集めるのは仕方ないにしても、「上官に命令されたから、犯行に加わりました」というのはなしです。あくまで個人的な意思で犯行グループに入りましょう。 犯行は軍の権限、資源を使わず、個人的に。 収容所から女性を連れ出す時も、日軍人と名乗ってはなりません。

    スマラン事件を個人の犯罪と言うためには - davsの日記
  • とにかく「奴隷制度」を否定したい人 - davsの日記

    従軍慰安婦問題を語るとき、当時の公娼制に論が及ぶのは多い。従軍慰安婦問題についてのを読めば、当時の公娼制が「事実上の奴隷制度」と批判されていたという知識は、常識として身に付くものだを持っていたら、どうも違うらしい。 .@davs_no_nikki 「公娼制度が事実上の奴隷制度」って、現在のドイツの売春婦は全て公娼で、かつ労働組合まで組織しているんですが、だれが奴隷制度と批判しているんですか?— ひまわり (@powerpc970) 2016, 1月 15 はっきり言えば、ひまわり氏の論は、詭弁である。確かにAとBは等しい。AはXと等しくない。よってBはX、と等しくない、という論理はあり得る。しかし、この場合、かつての日と現代ドイツが売春についての状況や女性の境遇が、同じだ、と言えなければならない。現代のドイツでは人身売買された女性が、売春に従事していて、それが公認されているなどというこ

    とにかく「奴隷制度」を否定したい人 - davsの日記
  • 南京事件について、あったと言う側がまずあったことを証明しろ、という主張がおかしい理由 - davsの日記

    自分が嘘をついていることを、他人に知られても平気な人間もいるのだな。 - davsの日記に同じ言葉を返します氏が以下のようにコメントした。 裁判では刑法に触れる事実が「あった」とする検察側に立証責任がある 南京事件も同じ。「ない」と主張する側には「あった」と主張する側の ポリティカルコレクトネスに付き合う必要はない。 南京事件について、刑事裁判における無罪の推定の原則をあてはめ、まず、南京事件史実派が南京事件の存在を立証するべきだ。しかも、その立証に少しでも疑わしいところがあれば、それは南京事件がなかったという根拠になる、という主張は少なからず目にする。 しかし、この主張はふたつの点から誤っている。ひとつは南京事件の存在、不存在は、そもそも刑事裁判で争われているわけではないこと。もうひとつは、南京事件否定派に、事件がなかったことを証明しろ、ということは、無茶な要求ではないということだ。 そ

    南京事件について、あったと言う側がまずあったことを証明しろ、という主張がおかしい理由 - davsの日記
  • 秦郁彦さん! こんなことを言われちゃっていますよ。 - davsの日記

    物を知らないとは恐ろしいことと言うか、無知ゆえに大胆になれるという見だろう。藤岡信勝氏が『正論』12月号に書いた南京事件について書いた記事が、産経新聞のサイトに転載されていた。 【世界記憶遺産】中国版「アンネの日記」こそが南京大虐殺がなかった証拠だ! 藤岡信勝(拓殖大客員教授)(1/10ページ) - 産経ニュース 1980年代は30万、20万など荒唐無稽な数字が乱舞する「大虐殺派」の天下であったが、ともかく事件があったのだということを広く認知させる役割を果たしたのは、秦郁彦氏の『南京事件』(中公新書、1986年)だった。同書では4万人説が唱えられ、当時は30万人説などと比べて良識的な研究として読まれたが、今では全く時代遅れのとなった。 なぜなら、同書で公平な第3者としてあつかわれ、事件のイメージをつくるベースとなっている欧米のジャーナリストが、その後の研究で国民党から金を受け取ってプロ

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  • 戦前の朝鮮が植民地でないと叫んでも、説得力ないよな。 - davsの日記

    下のツィートを読んで、考えたこと。司書講習のなかで、日が朝鮮を植民地支配したことに言及したところ、受講生から、「植民地支配」でなく(対等の)「韓国併合」だと抗議を受けて、教員が謝罪させられた顛末が書かれている。 教員としてはさらっと韓国歴史に触れたかっただけでしょう。しかし、その次の回で教員が「昼休みに受講生から指摘があったのですが『植民地支配』という説明は誤りでした。正しくは韓国併合でした。まだ若い皆さんの多い中でこういった誤った知識を流布しすみません」との謝罪をしたのです。— 映画「ヘイトスピーチ」上映会in日福 (@nippuku_hatespe) 2015, 11月 15 まさか、大学や教員が、「植民地支配」は誤りで正しくは(対等の)「韓国併合」だと考えていないだろう。(そう思いたい) 多くの人が、他人の怒りに直面した時、その怒りが正当なものか考えるより、まず相手を怒らせたこと

    戦前の朝鮮が植民地でないと叫んでも、説得力ないよな。 - davsの日記
  • 程瑞芳の日記は、「伝聞情報に依拠した記述ばかり」ではない。 - davsの日記

    南京事件関連の資料がユネスコ記憶遺産として登録されたことに対して、日が意見書を提出したことについて。 http://mainichi.jp/shimen/news/20151106ddm001040141000c.html 意見書は明星大の高橋史朗教授が作成した。ユネスコ日本代表部の佐藤地(くに)大使の意見書などとともに、ユネスコ世界記憶遺産国際諮問委員会に9月末、提出された。 高橋教授は意見書で、中国が一部公開した申請資料を分析。申請資料だけでは「内容の真正性について判断することができない」と指摘した。 意見書は、「約100名の日兵が『大虐殺』の存在を否定するを出版している」と記し、南京市にいた中国人女性の日記についても「伝聞情報に依拠した記述ばかり」と記述。さらに、事件自体を否定する主張で知られる亜細亜大の東中野修道教授の著書を引用して、中国が提出した写真の撮影時期に疑問を呈し、

    程瑞芳の日記は、「伝聞情報に依拠した記述ばかり」ではない。 - davsの日記
  • 戦争はなかった! - davsの日記

    南京事件は無かった、という主張は、いくつも見たが、日中戦争がなかったという主張ははじめて見た。 戦争当時中国等と言う国は無い。アジアを侵略し植民地にしていたのは欧米で、日はアジアの国の軍隊と戦った訳では無い。まして当時の毛沢東率いる八路軍とも戦った事は無い。 嘘は100回言っても嘘!妥協してはならない。 https://t.co/zQXTmLzVED— 松生  (@maltu2) 2015, 10月 28 それでは零式艦上戦闘機の初の実戦は、どこの国との戦いだったというのだ、とか、百団大戦は一体どうするんだとか、拉孟・騰越の戦いで日軍はどこの軍隊に全滅させられたんだろうとか、そもそも、日中戦争がなければ、太平洋戦争もなかっただろうとか、頭の中を疑問符の大群が渦巻いた。 小松左京の短編に、ある日を境に主人公以外の人々から太平洋戦争の記憶だけがすっぽりと抜け落ちてしまった、という「戦争はな

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  • 【訂正あり】ああ、秦郁彦氏も、とうとう池田信夫氏の第2法則の犠牲に - davsの日記

    お詫びと訂正コメントで秦郁彦氏は、『南京事件』の増補版で南京事件の犠牲者数は四万にが上限だと言っている旨の指摘があった。見落としていた増補版の方を確認したところ、以下のように秦氏は、増補の部分でかつての犠牲者数の推計を下方修正していた。 この二〇年、事情変更をもたらすような新資料は出現せず、今後もなさそうだと見きわめがついたので、あらためて四万の概数は最高限であること、実数はそれをかなり下回るであろうことを付言しておきたい。(pp317-318) 従って池田信夫氏の、秦郁彦氏の南京事件の犠牲者数についての発言は正しいわけで、この点について、お詫びするとともに訂正します。 池田信夫氏が南京事件について記事を書いている。 南京事件は「大虐殺」だったのか – アゴラ 特に問題なのは南京軍事裁判の判決で、「被害者総数は三〇万人以上に達する」と書かれている。これが中国政府の公式見解だが、当時の南京市

    【訂正あり】ああ、秦郁彦氏も、とうとう池田信夫氏の第2法則の犠牲に - davsの日記
  • ユネスコ記憶遺産の「真正性」についての基準 - davsの日記

    「南京事件」の世界記憶遺産登録 日政府がユネスコに抗議へ - ライブドアニュース 中国が申請した文書には、犠牲者の数を「30万人以上」と記した中国での裁判文書も含まれている。日の外務省は「文書は完全性や真正性に問題があることは明らかだ」として、今後、ユネスコの記憶遺産事業が政治利用されることが無いよう制度改革を求めていく考え。 外務省の主張は 中国が申請した文書には、犠牲者の数を「30万人以上」と記した中国での裁判文書も含まれている。 南京事件の犠牲者の数が30万人以上というのは誤りだ。 よって、中国が申請した文書は真正性を欠いているから、ユネスコの世界記憶遺産となるのはおかしい。 という理路のようである。 一方、文部科学省のウェブサイトでは、ユネスコ記憶遺産選定基準のうち真正性については、以下のように解説している。 ユネスコ記憶遺産(Memory of the World: MoW)

    ユネスコ記憶遺産の「真正性」についての基準 - davsの日記
  • ネット右翼の論法を日本にあてはめたら - davsの日記

    「〜であるはずなのにそうでないから虚偽」論法はネット右翼が好む典型的なものの一つです。「強制連行されたのなら/虐殺されたのなら戦後日人への暴動が起きるはず」「戦況が悪化しているのに呑気に兵が日記を残すはずがない」というように。http://t.co/aouQnwuVBi— deadletter (@deadletterjp) 2015, 10月 6 上で指摘されたネット右翼の論法を適用すると、米軍の日への無差別爆撃も否定できるよな。 そんな非道なことを行ったのなら、日の子どもが占領軍の兵士とのどかに交流するはずがない。東京大空襲をを指揮したはずの将軍が日政府から叙勲されるはずがないから、東京大空襲はなかった。など色々言えるな。

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  • 落ちつけ、落ち着いて計算するんだ〜日本兵はスーパーマン理論 - davsの日記

    NNNドキュメントにさそわれて、あらわれた歴史修正主義者の中でも、最もトンデモないことを言っているのが下の例。 てか、南京大虐殺なんてなかったって何度言わせれば・・・ これは元中国人の石平さんも言ってるから間違いないし、殺害数を計算すると1人の日兵が1秒で100人も殺したというスーパーマンもびっくりの離れ業をやったことになるんだから。 #NNNドキュメント— gamu(小馬座) (@ganbarugaaa) 2015, 10月 4 1人の兵士が、1秒間に100人を殺したとすると、1時間では 60秒×60分×100人=36万人となる。gamu(小馬座)氏の精神世界では、南京事件はたった1人の兵士が起こしたことだ、という反日勢力がいるらしい。ちなみに兵士の数が、200人(およそ1個中隊)だと、7200万人、2万人(およそ1個師団)だと72億人! という世界人口をこえる殺害数になってしまう。お

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  • 間違ったことを大声で言えば批判されるのは当たり前〜百田尚樹『大放言』 - davsの日記

    大放言 (新潮新書) 作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/08/12メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る新潮新書『大放言』(百田尚樹)のカバーには下のような紹介文が書いてある。 思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレーム、バッシングの嵐。求められるのは人畜無害な意見ばかり。こんな世の中に誰がした! 数々の物議を醸してきた著者が、ズレた若者、偏向したマスコミ、平和ボケの政治家たちを縦横無尽にメッタ斬り。炎上発言の真意から、社会に対する素朴な疑問、大胆すぎる政策提言まで、思考停止の世間に一石を投じる論考集。 今こそ我らに「放言の自由」を! 書を一読して印象に残るのは、百田尚樹氏の被害意識だ。彼は自分が正しいことを言っているのに、いや正しいことを言っている故に迫害を受けていると考えているのかもしれない。しかし、百田氏の方が彼に対する批判者よ

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  • 謝りたくなければ、それはそれでいいけれど - davsの日記

    いまさらながら「戦後70年の安倍首相談話」について。 最も引っかかったのが、下の部分だった。 日では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。 もちろん、大日帝国や旧日軍から現代日の自分たちを切断して、謝罪しないという立場はあり得る。ただしそうした立場の人が、戦死者の犠牲によって、今の平和と繁栄があるのだ、彼らに感謝しろ、と言ったり、旧日軍への批判にたいし「反日!」とまるで自らが批判されたように反発することは、その立場に矛盾するだろう。 そもそも「戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに」謝罪を続ける宿命を背負わせているのは、「南京事件は捏造」とか「従軍慰安婦はただの売春婦」とか言っている歴史修正主義者の言動だろう

    謝りたくなければ、それはそれでいいけれど - davsの日記
  • 靖国神社への名誉毀損? それとも代弁? 「靖国神社職員有志の主張」 - davsの日記

    下の地下氏のツィートで知った「靖国神社職員有志の主張」について。 個人的に注目は5。自分たちの信教の自由のためには遺族の信教の自由を侵害すると宣言しているわけで、カルト宣言といえよう。これを靖国が公的に否定しないのなら靖国はカルト。カルト宗教を閣僚が参拝していいの? / “靖国神社職員有志の主張…” http://t.co/8kuUNeVmMN— 地下 (@tikani_nemuru_M) 2015, 8月 21 地下氏の言う通り、言っている内容はカルト宗教の主張そのものである。靖国神社がまっとうな宗教団体なら、自らの名誉のために、上記サイトの執筆者に対して法的措置をとるべきだろう。 当該サイトの「異教徒の合祀について」があまりにも常識外れの内容だったので、全文引用してみる。 キリスト教等、異教徒の戦死者遺族の方から時々、合祀に反対する意見を寄せられることがあります。 しかし、誰を合

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  • 軍隊にもいろいろなお仕事があるわけで - davsの日記

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150807-00079722-toyo-bus_all&p=2 死にたくないという生物としての根元的欲求を否定して、「炎上」した自民党の武藤貴也議員。徴兵制について、例のテンプレート的否定論を述べている。 武藤 軍事も専門的になってきて「徴兵制」は意味がありません。それに今回の法案では他国の領域で武力行使を行うことは禁じられており、日が侵略を行うこともありえません。にもかかわらずそれを恐れることは扇動されているとしか考えられません。 話題はそれるが、男性(オス)の子育てや、同性愛を「自然でない」という論で否定する人は、死にたくないという「自然な」反戦論を肯定しなければならないだろう。 閑話休題。軍事が専門化、高度化しているので、徴兵制は現実的でないという人が、具体的な根拠を示したことは寡聞にして知らな

    軍隊にもいろいろなお仕事があるわけで - davsの日記