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ブックマーク / tsurumitext.seesaa.net (6)

  • tsurumi's text: 電通の広告戦略を分析する

    「買うことだ。どんなものでも」――アイゼンハワー元米大統領(1950年代後半の大恐慌以来の不況時に、景気回復のため国民は何をするべきか、と聞かれて) 60年代に電通PRセンター社長が著書で公にした、以下の「わが社の戦略十訓」(註1)が我々を戦慄させるのは、まるでアイゼンハワーの景気対策のように、それが今も変わらずこの社会に生きているからだ。 ただし念のために言うと、これはひとつの企業やPRの世界だけが使っている戦略ではない。売るという行為があれば、どこにでも潜んでいる手口なのだ。 1.もっと使用させろ 2.捨てさせ忘れさせろ 3.むだ使いさせろ 4.季節を忘れさせろ(註2) 5.贈り物をさせろ(註3) 6.コンビナートで使わせろ 7.キッカケを投じろ 8.流行遅れにさせろ 9.気安く買わせろ 10.混乱をつくりだせ これらの元になったとされる、アメリカの社会学者V・パッカードがまとめた「浪

    ushiwatat
    ushiwatat 2009/10/11
    物を売る、売りつけるということに潜む戦略。
  • 日本人はなぜパンを食べるのか?: 鶴見済のブログ

    「いまになって、日では『米を見直す』キャンペーンを始めていることは承知しています。しかし、すでに小麦は日人、特に若い層の胃袋に確実に定着したものと私たちは理解しています。今後も消費は増えることはあっても減ることはないでしょう。私たちの関心は、とっくに他のアジア諸国に移っています。日の経験で得た市場開拓のノウハウを生かして、この巨大な潜在市場に第二・第三の日を作ってゆくのが今後の任務です。日のケースは私たちに大きな確信をあたえてくれました。それは米民族の習慣を米から小麦に変えてゆくことは可能なのだということです」 1) これはアメリカ西部小麦連合会の会長の、つい最近ではなく、70年代の終わり頃の発言だ。 日人は第二次大戦の終戦まで、一般にパンを主にした「洋」をべる習慣はなかった。戦前まではご飯に味噌汁、漬物あたりを基にした事が普通で、こうしたコメ中心の事を何千年も

  • マクドナルドはなぜダメなのか?: 鶴見済のブログ

    ある調査によると、日人が一年間に外する回数は、ひとりあたり198回で、アメリカを抜いて世界一多かった。1) 世界一自分の事を自分で作らない国民というのもマズイが、同じくマズイことに世界最大の外チェーンであるマクドナルドの店舗数では、日アメリカに次いで第2位で、3位以下を大きく引き離してしまっている。つまり日は世界最大のマクドナルドの輸入国になっているわけだ。2) もともとハンバーガーはどこの国の伝統料理でもないが、パンに焼いた牛肉をはさむという日の伝統料理からはほど遠い(もちろんほぼ全ての材料を輸入に頼っている)この料理が、なぜ、いつから我々日人の腹に詰め込まれるようになったのか? 日マクドナルド1号店ができたのは1971年で、その前年にはケンタッキー・フライド・チキンの、翌72年にはモスバーガーとロッテリアの1号店もオープンしている。 70年はその業界では「外

  • 水は私有できるのか?: 鶴見済のブログ

    ヒトは成人で1日約2.5リットルの水を吸収し、排出している。ヒトが生きている限り、これだけの水は絶対に必要になるのだから、この水を商品として売ることができたら、どんなに安定した需要のある巨大なマーケットになることだろう。 我々のまわりにボトル入りの水があふれだしたここ20年ほどの間に、この夢は世界的に現実のものとなってきている。 まずグローバル企業は、安全に水が飲めない地域へボトル入りの水を売り込むようになった。その結果、貧富の差が安全な水の入手を左右するようになり、またコカコーラ社などは、インドの工場で地下水を汲み上げすぎたために、近隣の井戸が干上がってしまい、住民から訴訟を起こされ、一度は商品の製造販売の禁止を命じられている。 またグローバル企業は、同じ時期に世界に広まった新自由主義政策の下で、水道事業の民営化(=私営化)という形で水を商品にしはじめている。水道民営化が実施された国は「

  • グローバル企業は種も独占する

    「金儲けをするのは簡単だ。衣住という、生きていくのに欠かせないものを売ればいいのだから」 ──モンサント社・シャピロ前社長 どんな植物でも殺してしまう農薬・除草剤が世界的に売れている。バイオ・グローバル企業であるモンサント社の主力商品「ラウンドアップ」がそれだ。 すべての植物を殺すということは、肝心の農作物まで殺してしまうのだから、農薬としては使えないはずなんだが、この会社は同時に遺伝子組み換えでこのラウンドアップに耐性のある大豆、菜種、トウモロコシ、綿花……、といった多くの新種を開発していて、農薬とセットで農家に売っているのだ。 そしてこの新種の特許を取って、農家が種を自分で採っておいて次の年に蒔くのを禁止している。 今では例えば、アメリカで作られる大豆の85%はこのラウンドアップ耐性のある新種の大豆なのだ。 こうしてモンサント社は今や世界最大の“種子企業”になっている。 よくこういう

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/18
    モンサント社の経営法に関して。常識なのかもしれないが、本当だとしたらちょっと考えられないな…。|この会社は同時に遺伝子組み換えでこのラウンドアップに耐性のある大豆、トウモロコシ、小麦、米、ジャガイモ、
  • 資本主義の「精神」が嫌だ: 鶴見済のブログ

    「時は貨幣であるということを忘れてはいけない。一日の労働で10シリングもうけられる者が散歩のためだとか室内で懶惰にすごすために半日費やすとすれば、たとい娯楽のためには6ペンスしか支払わなかったとしても、それだけを勘定に入れるべきではなく、そのほかにもなお5シリングの貨幣を支出、というよりは放棄したのだということを考えなければならない。」 これが大社会学者マックス・ウェーバーが“資主義の精神”と呼んだベンジャミン・フランクリンの人生訓だ。他にも、 「信用は貨幣であることを忘れてはいけない。」 「貨幣は生来繁殖力と結実力とをもつものであることを忘れてはいけない。」 「勤勉と質素とを別にすれば、すべての仕事で時間の正確と公平を守ることほど、青年が世の中で成功するために必要なものはない。」 等々、色々ある。それにしても、なんと嫌な精神であることか。 フランクリンはアメリカ独立宣言の起草者の一人で

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