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ブックマーク / gatonews.hatenablog.com (13)

  • なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信

    衆議院議員選挙について、「どうして解散するんですか?」と小学4年生が問いかけるウェブサイトが、政治系のNPO団体代表の大学生による企画だったことが明らかになり、閉鎖に追い込まれました。批判の一方で、「なぜ問題なのか」「結果的に話題が広がったから良い」「ウソをウソと見抜けない利用者が問題」といった声もあります。しかしながら、立場を偽り情報を発信することは、社会的に大きな問題なのです。 なぜ、立場を偽った情報発信はダメなのでしょうか。それは、情報の信頼性が損なわれると情報受信のコストが膨大になるからです。人は、受け取る情報を「だいたい正しい」と思って行動しています。情報が間違えていたり、騙されたり、することも有りますが、あくまで例外でしょう。 もし、情報が不確かな社会が前提となれば、いちいち確認して行動していく必要があります。テレビで紹介するイベントはねつ造?新しい新幹線が開通するのがウソ?い

    なぜ小学4年生を偽装した政治キャンペーンはダメなのか - ガ島通信
  • 京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信

    京都大学などで入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で容疑者が逮捕されました。発覚時から、いくつかのマスメディアの記者からコメントを求められましたがいずれもお断りしています。その理由は質問があまりに的外れだからです。 「ネットがカンニングを助長した可能性は」や「どのような手口が考えられますか」というもの。容疑者逮捕後には「若者が簡単に知恵袋のようなサービスで大学入試問題まで聞いてしまっています。大学のレポートではネットからコピーをしたり、検索エンジンを使って簡単に書いてしまうという安易な学生がいることについてお聞かせ願えませんか」というものもありました。 若者の安易なネット利用と知の劣化があるというストーリーで背景や動機を探る記事を書いているな。新聞社で事件記者をやっていたので記者の意図はだいたい推測できます。ネットを悪者にするのは想定内ですが、まさか知恵袋への投稿から、ネットコピペや

    京大の入試問題漏洩の背景がネットの闇と若者の劣化という筋書きに絶句する - ガ島通信
  • イノベーションはイラっとする G1サミット「インターネットが変えるメディア」パネル報告 - ガ島通信

    12-14日まで小淵沢にある「リゾナーレ」を会場に行われたG1サミットに参加してきました。G1サミットとはグロービス経営大学院の堀義人学長が中心となり、今後の日・世界を担っていくリーダーたちが学び、交流する場を提供する「日版ダボス会議」です(参考・G1サミットとは) お声かけいただくまで存在を知らなかったのですが、プログラムを見ると経営者や政治家、研究者による経済、政治、科学、スポーツなどをテーマにしたパネルが朝からぎっしり。夜はピアノリサイタルやワイン、ウィスキーを楽しむイベントが用意されています。 今回からツイッターとブログが原則解禁となったということで私も積極的にツイートしました。ハッシュタグは #G1summit です。 @Globis_IMBA_Stu さんによってTogetterにまとめられています。「G1サミットまとめ(2/11)」、「G1サミットまとめ(2/12午前)」

    イノベーションはイラっとする G1サミット「インターネットが変えるメディア」パネル報告 - ガ島通信
  • ジャーナリズムの自殺、民主党の「公約」破り・記者クラブ開放問題を書かない既存メディア - ガ島通信

    インターネットでは話題ですが、新聞やテレビ(CSは別)を見ているだけの人は、ほとんど知ることがないだろう、むしろ誤解されて理解されるだろうと思われるのが、政権発足でいきなりの「公約」破りとなった記者クラブ開放問題です。民主党の鳩山由紀夫代表が、以前の記者会見で「私が政権を取って官邸に入った場合、上杉さんにもオープンでございますので、どうぞお入りいただきたい」などと話していたにも関わらず、一部雑誌記者を除き、結局フリージャーナリストやネットメディアには開放されませんでした。 しかし、既存メディアの手にかかると「雑誌記者ら初めて参加 民主が首相会見オープン化」(共同通信)となってしまいます… 鳩山由紀夫首相が16日に官邸で行った就任記者会見に、初めて雑誌記者らが参加した。民主党側が「よりオープンな会見を行いたい」と申し入れ、内閣記者会も受け入れた。 一方、ネットでは、「新聞が書かない民主党の「

    ジャーナリズムの自殺、民主党の「公約」破り・記者クラブ開放問題を書かない既存メディア - ガ島通信
  • gooニュース×Voice 連携企画がスタート - ガ島通信

    PHP出版の月刊誌「Voice」とgooニュースの連携企画が始まりました。タイトルは「話題のテーマに賛否両論!」です。 gooニュースとVoiceがテーマを相談し、それぞれから論者に原稿を依頼。gooニュース側の記事は雑誌の発売前にgooニュースで掲載、Voice側の記事は雑誌発売後1週間後をめどにgooニュースに掲載される予定です。Voiceには双方の原稿が掲載されています。 第一弾のテーマは「グーグル流ビジネス」。gooニュース側は「グーグル・アマゾン化する社会」「インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?」の著書でも知られるジャーナリストの森健さんに書いていただきました。Voice側は早稲田大学教授の野口悠紀雄さんです。 グーグル流ビジネス・崇高な理念に隠れた欺瞞(上) グーグル流ビジネス・崇高な理念に隠れた欺瞞(下) 雑誌不況もあり各社ネット事業への取り組みを進めていますが、単に雑誌

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  • 毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点 - ガ島通信

    毎日新聞の英語版サイト「Mainichi DailyNews」のコーナー「Wai Wai」で変態的ニュースを5年近く配信し続けていた問題は、「私刑化する社会」の代表事例となりそうです。パブリックを背に「社会的な問題」を追求するのはマスメディアだけでななく、ネットメディア(ユーザー)にも可能になったことが明確になりました。私刑はマスメディアの専売特許でなくなったことを示す事例が、マスメディアに対して起きているというのも皮肉な感じがします。 誰もが情報発信できるインターネット時代のユーザーパワーについては、ネット登場時から言われていましたが、2ちゃんねるだけでなく、まとめwikiやJ-CASTニュースといったミドルメディアの誕生が情報共有を容易にし私刑化を推し進めています。このような問題意識と構造は日経IT-PLUSのコラム『インターネットと「私刑」化する社会』に書いた通りです。 コラムでは、

    毎日新聞「Wai Wai」問題と私刑化する社会とネット時代の企業広報の視点 - ガ島通信
  • 日経・朝日・読売3紙のサイト「あらたにす」がオープン - ガ島通信

    プロジェクト名・ANYとして注目されていた日経・朝日・読売の合同サイト「あらたにす」がオープンしました。舌をかみそうなネーミングだけでなく、ネットユーザーからはサイトについても「新しさがない」「GoogleNewsのほうがいい」などとイマイチ評判が良くないようですが、個人的には3社の記事を比べるというコンセプトはなかなか面白いと思います。一般ユーザーがどれくらい使うか分かりませんが、ニュース好きにとっては使い勝手がありそうですし、情報・リテラシー教育などにも使えそうです。 「RSS出してない」「検索すらない」といった意見は、ネット側から見ればもっともなのですが、以前のエントリー、朝日・日経・読売、業務提携の意味で「新聞業界にとっては配達など分野での業務提携のほうが衝撃が大きい」と指摘したように、3社によるネット展開は紙のショーケースとしての位置付けであり、さらに言えば業務効率化のために歩調

    日経・朝日・読売3紙のサイト「あらたにす」がオープン - ガ島通信
    ushiwatat
    ushiwatat 2008/02/01
    「あらたにす」の編集としての価値を考えるエントリ。
  • 「嗤うな、笑え」変化の時代だからこそ面白く生きたい - ガ島通信

    NHKで放送された「ワーキングプア3」を見ました。NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想に書かれているように力作でした。これまでの放送は「ワーキングプア―日を蝕む病」(アマゾンのレビューが賛否両論なのも興味深い)にもまとめられていますが、3になりこれまで少ししか触れられていなかったグローバル化の影響が語られています。 既に何度もこのブログで紹介していますが「希望格差社会」や「フラット化する世界」(増補改訂版も近く出るようです)を読んでいれば特に驚く内容ではなかったと思われます。この二冊を読んでいて、もう少し詳しく知りたいという方は「危険社会―新しい近代への道」や「リキッド・モダニティ―液状化する社会」もオススメです。 ワーキングプアの原因の一つはグローバリゼーションであり、国内だけを見ていても質は見えません。別のNスペでも特集されていましたが、日の会社の総務や経理

    「嗤うな、笑え」変化の時代だからこそ面白く生きたい - ガ島通信
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/12/20
    雇用問題・ワーキングプアとグローバリゼーションについて。
  • クリエイターの所得機会を損失させているのは誰か - ガ島通信

    慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構准教授でエイベックス取締役の岸博幸氏の日経IT-PLUSのコラム『著作権法改正巡る2つの対立・「思いやり」欠如が招く相互不信』が話題になっています。 詳しくはコラムを読んでいただきたいのですが、私の理解が正しければ趣旨はネットの違法コピーやダウンロードによってクリエイターの所得が減ることで、コンテンツ業界全体が競争力を失うという話であると思います。 これは非常に重要な指摘ですが、下記のコメントなどを見ていると?が頭に浮かびます プロとアマチュアのコンテンツは分けて考えるべきである。放送局やレコード会社などを含むプロのクリエーターは、作品から収入を得ているのであり、その収入が激減するのを放置したらどうなるだろうか。ネット上でのプロのコンテンツの流通が増えるどころか、プロの道を志す人が減り、日文化の水準が下がる危険性もあるのではないか。 そも

    クリエイターの所得機会を損失させているのは誰か - ガ島通信
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/28
    |流通を押えている組織に属しているか、いないかではなく、作り出したコンテンツの質によって対価が支払われるべき仕組みをどのように作っていくか| コンテンツの流通、宣伝、消費のされ方をこそ考えるべきだ、と。
  • 「新聞没落」痛いニュースのコメント欄は… - ガ島通信

    痛いニュースでも取り上げられていた週刊ダイヤモンドの「新聞没落」ですが、コメント欄には業界関係者とみられる人も出没していたようで議論がなかなか面白かったので、痛いニュース風にまとめてみました。 ちなみに『週刊ダイヤモンドが特集「新聞没落」』との記事をブログにアップした後、2ちゃんねるに貼り付けられたのですが、そのときにタイトルが『赤字転落に怯える「朝日」。ネット社会のせいで新聞業界が構造不況に』に変更になり、ダイヤモンドの各章紹介の書いてあった「いずれにせよ読んでみないと内容は分かりませんので、読んでから感想を書く予定です」というのが切り取られていました。2ちゃんで議論されているときは、ダイヤモンドはまだ発売されていませんでしたが、タイトルと各章紹介を「ネタ」に議論が展開されていくのは、興味深いものがありました。 以下、痛いニュースコメント欄の議論 赤字転落に怯える「朝日」。ネット社会のせ

    「新聞没落」痛いニュースのコメント欄は… - ガ島通信
  • 新聞、ジャーナリズム、コミュニティについて長いメモ - ガ島通信

    東海大学の河井孝仁先生の紹介で、「シビック・ジャーナリズムの挑戦―コミュニティとつながる米国の地方紙」で知られる河北新報の寺島英弥編集委員とお会いして、ジャーナリズムやコミュニティについてディスカッションする機会を得ることが出来ました。 寺島さんは新聞の役割について「新聞の規模にもよると思うが、シビックジャーナリズムは読者と繋がるということ、新聞記者はコミュニケーションメイキングビジネスであるというDNAをシェアしている」と話されていました。私自身も新聞が危機になっているのはネットの影響の前に、コミュニケーションの中心に存在していないことが原因だと考えていたので、非常に共感できました(紙が読まれていないから、インターネットに進出すればいいというのでは質を見誤ることになる)。そして、なぜ、話題にならないのか、コミュニケーションツールとして機能しないのかという話になったので、ジャーナリズム、

    新聞、ジャーナリズム、コミュニティについて長いメモ - ガ島通信
  • ガ島通信 - 朝日・日経・読売、業務提携の意味

    週刊ダイヤモンドが「スクープ」として報じた朝日+日経+読売=ANY構想が正式に発表されました(MSNサンケイニュースが記者会見を詳しく報じています)。3社は(1)インターネット分野での共同事業(2)販売事業分野での業務提携(3)災害時等の新聞発行の相互援助を行うとのことで、新事業のため民法上の組合を設立して、数億円規模の事業費は3社で均等に負担するとのこと。インターネットでの提携、ニュースポータルを前面に押し出した内容になっており、注目も集まっているようですが、新聞業界にとっては配達など分野での業務提携のほうが衝撃が大きいでしょう。 新聞社にとってネットビジネスへの取り組みは急務とはいえ、紙に比べれば規模は小さく経営にとっての重要性はまだまだ低いのが現状です。記者会見では、日経の杉田亮毅社長が、販売だけでなく、新聞制作の代行、印刷の代行、輸送支援にも触れており、いままで手をつけていなかった

    ガ島通信 - 朝日・日経・読売、業務提携の意味
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/10/01
    販売店関連についてコメントしている。勝ち組3社の提携が他紙に及ぼす影響も。
  • ガ島通信

    ソーシャルメディアの国際会議「International Conference on Social Media & Society(SM&S)」の2024 Conferenceに参加し、"Media covers garbage news from the social media in times of disaster -Polluting the news ecosystem in Japan-" (Hiroyuki Fujishiro , Mone Saito)というタイトルでポスター発表しました。 研究内容は、2024年1月に起きた能登半島地震の歳にニュースサイトがソーシャルメディアからどのような話題をニュースとして取り上げ、ポータルサイトに配信しているのかを調べたものです。 調査の結果、大半の記事が災害そのものとは無関係な内容を多く取り上げており(例:コスプレイヤーが新年の挨拶

    ガ島通信
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