韓国Samsung Electronicsは今年(2013年)、「Tizen(タイゼン)」を搭載した初のスマートフォン端末を発売する予定だ。TizenはLinuxベースのモバイル向けOSで、GoogleのAndroidやAppleのiOSへの有力な対抗馬となるかもしれない。 現在、スマートフォン市場ではおよそ3分の2の端末が、OSとしてGoogleのAndroidを採用している。SamsungではAndroidへの依存を軽減するため、米国Intelなどと共にTizenの開発に取り組んでいる。 携帯電話の出荷数で世界最大のSamsungが後押しすることで、市場におけるTizenの存在は初手から大きなものとなるだろう。ただし、1月3日の発表においてSamsungは、どのような種類の携帯電話端末にTizenを実装するか、どの程度の規模になるかといった詳細は明らかにしていない。 Bloomberg