タグ

2016年10月23日のブックマーク (5件)

  • ベイルートの「一日内戦」の記憶  川上泰徳 中東ジャーナリスト

    いま、私はレバノンの首都ベイルートに一カ月ほど滞在し、パレスチナ難民キャンプを取材している。 レバノンは内戦が続くシリアの隣国であり、レバノン政治は親シリア勢力と反シリア勢力が対立している。2011年春にシリアで内戦が始まった後、レバノンに飛び火するのは時間の問題と言われてきた。これまでのところ、シリア国境に近い北部や東部は不安定ではあるが、国内への内戦の波及はない。しかし、いまでもレバノンでいつ状況が悪化しても不思議ではない。 昨年11月に一カ月、ベイルートに滞在した時には、滞在の最終日にベイルート南郊のボルジュ・バラジネのシーア派政治組織ヒズボラ地区で、「イスラム国(IS)」による自爆テロがあり、40人以上が死んだ。テロ現場の近くには、私の取材地の一つだったボルジュ・バラジネのパレスチナ難民キャンプがあり、テレビで一報を知った時は、難民キャンプでテロが起こったのかと思った。結果的には、

    ベイルートの「一日内戦」の記憶  川上泰徳 中東ジャーナリスト
  • 中東の窓 : モースルの次はラッカ(仏大統領の発言)

    モースルの次はラッカ(仏大統領の発言) 2016年10月21日 16:43 シリア仏 論理的当然の帰結ではありますが、モースル解放作戦が始まったばかりで、ISの抵抗も激しくなっており、モースルが年中に陥落するか否かも解らないときに、気の早いことではありますが、仏大統領はモースルの次はラッカであると述べた由。 これはブラッセルでのEU首脳会議に参加した、仏大統領が発言したことで、彼はモースルの奪還は重要であるが、ISの指導部がラッカに逃げこむ場合には、次の目標はラッカの奪還になるとして、ラッカの解放はアラブ・クルド勢力と穏健反政府軍を含むこととなろうが、仏は現在と同様にこれら勢力を支援しての攻撃に参加する用意があると語った由。 仏大統領は19日ベルリンでの会議で、IS幹部がラッカに逃げ込むことについて警告を発していた由。 仏大統領はモースル解放作戦に関して、軍事的に制圧することと同時に宗派

  • 中東の窓 : イラク情勢(キルクークに対するISの攻撃)

    イラク情勢(キルクークに対するISの攻撃) 2016年10月21日 16:04 イラクIS アラビア語メディアはいずれも、20夜から21日にかけて、イラクの北部の町キルクークでISが攻撃を仕掛けたと報じています。 なにしろ日のことですから、報道は若干錯綜して、かなりの差異がありますが、おそらくISとしてはモースル解放作戦に対して、イラク軍等の勢力をほかの地域に差し向けさせ、モースル作戦の遅延(または失敗)を狙ったdiversion 作戦だろうと思われ、他の地域でもISが同様の作戦を試みる可能性もあるにつき、未だ詳細は不明の段階ですが、取りあえず下記の通り。 ・いつも見てるメディアの中で、最も深刻な印象を与える報道はal jazeera net のそれで、同ネットはISがキルクークの中心部で、政府庁舎等を攻撃し、中心近くでイラク軍と交戦しており、市の南部の若干の地域を占拠したと報じています

  • NO4294 『米イラクのモースル作戦予測の大違いは何故か』

  • Spike's Military Affair Review

    イラクのモスル戦(Mosul)に関する記事を二つ紹介します。 alarabiya.netによれば、アシュトン・カーター国防長官(Defense Secretary Ashton Carter)は金曜日、トルコがイラクのモスルをイスラム国から奪還する作戦に参加すると確信しているといいました。 「私は原則として合意がそこにあると思います」と、彼は米政府を警戒させたトルコ政府とイラク政府の間の緊張に引き続いて、トルコを訪問した後で言いました 「イラクはトルコをイラクでの対イスラム国作戦に参加するであろう対イスラム国同盟のメンバーとして、第二には、モスル地域の隣人のトルコはモスルでの最終的な結果に関心を持っていることを理解します」とカーターはいいました。 「私は、我々がことを解決でき、トルコがするために生産的なことがあり、こすいた実用性を通じて我々が活動する必要があるだけだと確信します」。 米国防