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2017年6月11日のブックマーク (5件)

  • 【イタリア便り】最初に溺死するのは子供たち…粗製ボートで地中海渡った6000人の未成年難民

    冬の海が荒れる時期が終わり、波が穏やかな夏が近づくとアフリカのリビア沿岸から大量の難民がイタリアを目指して地中海を渡ってくる。昨年の難民到着数は18万人だったが、今年はこれまでの最高記録の20万人に達すると予想されている。イタリア自体が就職難を抱え、他のEU諸国にもこれだけの難民をタダで養う経済的余裕はない。 彼らアフリカ難民は、リビア沿岸の渡航斡旋(あっせん)業者に1人当たり約1000ドルを渡し、100人以上が乗ることができる大型ゴムボートにすし詰めにされて地中海に押し出される。しかも、ゴムボートは粗製乱造で約10時間後、つまりイタリア沿岸に着く前に沈没するものが多いといわれ、結局、イタリアの沿岸警備艇と民間援助隊の船舶が救出している。 難民の中には、子供だけでもヨーロッパに逃れさせたいと思う親も多く、昨年だけでも誰も付き添いがいない未成年者が6000人もいた。ボートが転覆するときは、最

    【イタリア便り】最初に溺死するのは子供たち…粗製ボートで地中海渡った6000人の未成年難民
  • サヘル地域の過激派対策、関係国が特別部隊 仏の決議案に米が難色

    マリ北部ガオで、対テロ作戦中のフランス軍部隊を訪問したエマニュエル・マクロン仏大統領(中央)とマリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ大統領(中央右、2017年5月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/CHRISTOPHE PETIT TESSON 【6月10日 AFP】アフリカ・サハラ砂漠(Sahara Desert)南縁部サヘル(Sahel)地域のイスラム過激派対策として関係国による特別部隊を承認するよう求めてフランスが6日に国連安全保障理事会(UN Security Council)に提出した決議案に米国が難色を示している問題で、フランスは9日も事態打開に向けた動きを続けた。 ブルキナファソ、チャド、マリ、モーリタニア、ニジェールのサヘルG5(Sahel G5)諸国は今年3月、サヘル地域での対テロ作戦のため5000人規模の特別部隊の編成で合意。フランスは6日、サヘルG5の兵士らが「テロリズ

    サヘル地域の過激派対策、関係国が特別部隊 仏の決議案に米が難色
  • シリア政府軍、イラクとの国境に到達 米有志連合は懸念

    シリア北部アレッポで、城塞から街を見下ろす政権派の兵士ら(2016年12月7日撮影)。(c)AFP/GEORGE OURFALIAN 【6月10日 AFP】シリアは、同国の政府軍と同盟軍が9日、2015年以来初めて対イラク国境に到達したことを発表した。前日には、米国主導の有志連合を攻撃したバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権派の無人機(ドローン)を米軍戦闘機が撃墜しており、有志連合は政府軍の前進に懸念を表明している。 国営シリア・アラブ通信(SANA)は、政府軍の情報筋の話として「同盟軍と連携している政府軍の部隊がイラクとの国境にようやく到達し」「タンフ(At-Tanf)北東の地域で配置に就いた」と報じている。SANAによれば、政府軍は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の「最後の」戦闘員が「排除」されたことを受け、この地域に前進したという。 これに先立ち、在英

    シリア政府軍、イラクとの国境に到達 米有志連合は懸念
  • コンサート会場外で撮影していた「過激派」を逮捕 オランダ

    オランダ・アイントホーフェンにあるサッカースタジアム、フィリップス・スタディオン(2014年6月撮影)。(c)AFP/ANP/Paul Raats 【6月10日 AFP】オランダの警察当局は10日、コンサートが行われていた国内最大級のスタジアムの外で撮影をしていたアムステルダム(Amsterdam)出身の男(29)を前日に逮捕したことを明らかにした。男は、過激化している恐れがあるとして当局にマークされていた。 男は9日午後、オランダの人気歌手グース・メーウィス(Guus Meeuwis)さんのコンサートが行われていた南部アイントホーフェン(Eindhoven)にあるサッカースタジアム、フィリップス・スタディオン(Philips Stadion)の外で逮捕された。 警察当局の声明によると、警察官がスタジアムの入り口付近で挙動不審な男を見つけ、撮影をしていたことから職務質問をしたところ、要領を

    コンサート会場外で撮影していた「過激派」を逮捕 オランダ
  • カタール強硬、収拾見えず=アラブの「イラン包囲網」亀裂:時事ドットコム

    カタール強硬、収拾見えず=アラブの「イラン包囲網」亀裂 カタールのムハンマド外相=8日、ドーハ(AFP=時事) 【カイロ時事】サウジアラビアやエジプトを含むアラブ諸国が「テロ支援」やイランとの融和を理由に断交に踏み切ったカタールが、強硬姿勢を貫いている。サウジなどはカタールに拠点を置くとされる個人や組織をテロリストに指定して締め付けを図るが、カタールは「事実無根。決して降伏しない」(ムハンマド外相)と反発。アラブ諸国が目指す「イラン包囲網」にも亀裂が生まれている。  カタールと断交した国は中東、アフリカなどの9カ国。いずれもアラブとの友好を重視し、サウジが強く働き掛けたとみられる。  断交の引き金となった「イランと敵対するのは賢明でない」とするカタール首長発言について、同政府は7日、「サイバー攻撃による偽ニュース」と断定した。それでも、収拾に向かう兆しは全くない。潤沢な天然ガス収入を基に、

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