タリバン新指導者に強硬派=アフガン和平、より困難に 【ニューデリー時事】アフガニスタンの反政府勢力タリバンは25日、最高指導者マンスール師の死亡を認め、ハイバトゥラ・アクンザダ師を新指導者に任命したと発表した。アクンザダ師は強硬派とされ、米国や中国などが模索するアフガンの和平実現はより困難になったとみられる。 地元ジャーナリストによると、アクンザダ師はアフガン南部カンダハル出身で、カリスマ的指導者だった故オマル師の側近とされる。宗教指導者としても知られ、旧タリバン政権では司法長官を務めていた。 マンスール師が昨年7月、オマル師の後を継いでタリバンの最高指導者に就任した際、副指導者の一人に選ばれた。ただ、これまで表舞台に立つことはなく、その素性はあまり知られていない。(2016/05/25-14:40) 【記事一覧へ】