アメリカ大統領選挙を戦っている共和党候補のロムニー前マサチューセッツ州知事は富豪として知られていますが、ほかの候補者から「所得を公開しないのはおかしい」との批判を受けて、2010年、2011年の個人所得を公開しました。 それによると、なんとロムニー氏の所得は、株式の配当や売買などでこの2年間で4300万ドル(日本円でおよそ33億円)に上り、しかも、ロムニー氏の納税額は所得の14%にとどまっていたのです。 アメリカの所得税の累進課税率の最高は35%。なのに、なぜ、14%の税金で済んでしまったのか。一つには、ロムニー氏が700万ドルも自分の宗教であるモルモン教に寄付して控除を受けていると言うことがわかりました。 さらにタックスヘイブン(租税回避地)として知られる英領ケイマン諸島などに資産を所有していたのです。 アメリカ大統領選挙 共和党のロムニー候補の税金逃れ発覚! 日米とも富裕層増税が必要だ