■ATR ●ATRの構成(算出方法)や意味 ATR(Average True Range)とは、「真の値幅」の平均値のことで、価格変動の大きさ(ボラティリティ)を知ることができるテクニカル指標です。「値幅」とは、一つのローソク足の高値と安値の距離のことですが、「真の値幅」とは、「窓」が発生した場合も考慮した値幅のことです。 値幅 = 高値-安値 真の値幅 = 真の高値 - 真の安値 窓 = 当日の始値 - 前日の終値 前日のローソク足の終値と当日のローソク足の始値の間で値が飛んで、離れてしまうことを「窓が発生する」と言います。為替市場の場合、月曜日の始値と前週の金曜日の終値の間でよく窓が発生します。 「真の高値」、「真の安値」は以下のように定義されます。つまり、窓が発生した場合は前日の終値からの値幅を「真の値幅」としています。 真の高値 =