日本数学会が昨年実施した「大学生数学基本調査」の調査結果によると、大学生の4人に1人が平均の意味を正しく理解していなかったそうだ(日本数学会: 「大学生数学基本調査」に基づく数学教育への提言、 大学生数学基本調査報告書(概要版): PDF、 時事ドットコムの記事、 MSN産経ニュースの記事)。 調査対象は全国の大学生5,934名。偏差値ごとに国公立3群と私立4群の偏差値群および学部学科の系に分類して分析が行われたという。「平均の定義と基本的な性質の認識」の正答率は全体で76%。偏差値の高い国公立S群で94.8%、私立S群で83%が正解したのに対し、私立B群および私立C群では半数近くの学生が不正解だったとのこと。