[数学]『二十世紀数学思想』の感想 : 一歩に笑い一歩に泣く
こういう本を出すあたりに、みすず書房の心意気を感じる。 本書は、２０世紀初頭の数学基礎論論争、ワイルの伝記、そしてフォン＝ノイマンの伝記の三部構成になっている。 数学基礎論においては、ヒルベルト、ブラウアー、ラッセルのような数学者・論理学者だけでなく、現象学のフッサール、論理哲学論考のウィットゲンシュタインのような哲学者も興味をもっていたことに驚く。アリストテレスのような学問すべてを扱っていた時代を除けば、この時期ほど数学と哲学とが接近した時期はないだろう。 ラッセル、カルナップ、クワインと論理哲学の系譜が続く。しかし、ホーリズムを唱えたクワインが、形式主義、直観主義、論理主義をそれぞれ唯名論、唯心論、実在論と中世の神学論争に例え、その不毛さを批判していた話がされていてとても興味深い。 結局のところ、上の三主義のどれが「正しい」ということはない。ただ、本質的に無限を扱う解析学をうまく構築で
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ゲームに求められる機能とは？ : No SHOGI, No LIFE
【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 任天堂の次世代ゲーム機「Wii U」のCPUとGPUアーキテクチャの謎を読むと、 つまり、「マルチコアCPU+シェーダGPU+HD表示」という、PS3/Xbox 360の構成と基本的には同じスタイルを取ることになる。「シングルコアCPU+固定パイプGPU+SD表示」のWiiから進化して、ある意味、現世代と同列に並ぶことになる。 とあります。 WiiとDSとPS2で満足している自分には、PS3/Xbox 360レベルで充分じゃないかと思われます。 でも、テッセレーション機能を求める声や60fpsの滑らかな映像を求める声があります。 CPUよりもGPUの機能を重視する傾向があるのではないかと思います。 まあ、私は当分HD機には手を出さない予定です。
ゲーム機のPC化 : 一歩に笑い一歩に泣く
ゲーム機のPC化が進んでいる。数年に一度のタイミングでリリースされるゲーム機と絶えず進化し続けるPCとでは、世界が全く違う。高性能でも高価格であっても、後にソフトなどで利ざやを稼げればいいとする、いわゆる逆ざやビジネスが、ゲーム機ではまかり通ってきた。ソニーのPS3のCPUは、IBMのPower系であるが、ほぼ一から、ソニー、東芝、IBMで開発したに等しいと思われる。開発費は凄かったんだろうな。今後、こういった一から開発したゲーム用CPUは出ないだろう。 次世代機のアーキテクチャは、PCのそれに類似したものになっていくだろう。MicrosoftのXboxやXbox 360のように。Wii Uもそんな感じがする。 (2024/2/22追記) PS4もPS5もAMDのPC的アーキテクチャになった。 大規模投資が必要な専用チップではなくて、コモディティデバイス（汎用品）を使うのは時代の流れか。
太陽光発電・風力発電の現状 : 一歩に笑い一歩に泣く
2006年度、2007年度及び2008年度実績を反映させました。 2008年度時点で、太陽光は44%、風力は62%の達成なので、太陽光・風力共に2010年の目標値を達成するのは困難のようです。
[環境]乾電池はリサイクルされない？ : 一歩に笑い一歩に泣く
今までの自分のリサイクル・資源分別についての考えを改めさせられる出来事があった。自治体の指示に従って、分別回収に協力すればいいのだという単純な考えを改めるべきだと感じた。 発端は、社団法人電池工業会のパンフレット（2000年2月発行）であり、そこには 「１ 乾電池やリチウム電池は・・・・・燃えないゴミとして捨ててください」 と書かれていた。これは、乾電池はリサイクルされているものと思っていた私に衝撃を与えてた。1992年以降に発売された乾電池には、水銀が含まれておらず、環境への負荷が少ないというのが根拠である。 一方、「２ 充電式乾電池は・・・・・・・・・・・・収集リサイクルしています」 と書かれていた。Ni, Cd, Co, Pbなどの希少資源の回収の協力を呼びかけている。裏を返せば、使用済み乾電池・リチウム電池には、回収すべき資源があまりないといことだろう。 この件についての社団法人電
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[ゲーム]Nintendo64がPlaystationに負けたのは何故か？ : 一歩に笑い一歩に泣く
○序ー次世代ゲーム機競争と10年前の32bitゲーム機競争 PLAYSTATION3, Wii, XBOX360と次世代ゲーム機が出揃った今、10年前にあったこれと同じような戦い、いわゆる32bitゲーム機競争が行なわれた時の教訓を思い出すことは有益なことであると思われる。なぜ、ソニーのPlaystation(以下PS)が勝ち任天堂のNintendo64(以下N64)が負けたのか、それを考察してみたい。 10年前の1997年、Playstationから、キラーソフトであるファイナルファンタジー7(以下FF7)が発売されて勝負は決定してしまった。新参ソニーが勝ち、任天堂は負けてしまったのである。何故、このような逆転劇が起こってしまったのだろうか？ ○横一線の競争 ファミリーコンピュータ、スーパーファミコンとゲーム機市場で王者となっていた任天堂であるが、N64はSFCとの互換性のない仕様であっ
[web]Wikipedia英語版記事が２年で５倍に！ : 一歩に笑い一歩に泣く
"ITmedia News：Wikipedia英語版の記事が100万本突破"の標題の通り、英語版記事が100万本を 突破したそうです。 2004/02/26付の"ITmediaニュース：ボランティア百科事典「Wikipedia」、記事数が50万件を突破"では、英語版は21万本でしたから、２年で５倍というすごい伸び率です。 日本語版も、２年前の3万本から19万本と急速に伸びています。 また、paypalにて寄付を受け付けているので、みなさんもいかがでしょうか？ 寄付に見合うだけの価値はあると思います。 寄付のページは、"寄付 - Wikimedia Foundation"です。 日本語によるわかりやすい解説"寄付の方法"もあります。
[web]WordPress.comと海外のweblog hosting service : 一歩に笑い一歩に泣く
もはや流行ではなく、一サービスとして定着した感のあるblogですが、英語版はどこが人気があるのでしょうか？私も海外の友達向けに、ASP型blogサービスを探していたのですが、小飼弾さんが似たような質問404 Blog Not Found:Question - English Blog Hosting Services Anywhere?をされていたので、興味をひかれました。ただし、機能要件は、trackback機能があることとJavascriptが直接置けるということです。 これに対して、sixapartの宮川さんはTypePadを挙げられていました。basicコースで月4.95ドルで利用できます。これで、小飼さんの質問は解決されました。 しかし、私は、Javascriptが直接置けなくても、無料のASP型blogサービスはないかと、さらに検索してみました。そして、WordPress.co
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[エネルギー]2004年度の新エネルギーの導入状況及び2010年の導入目標の達成度 : 一歩に笑い一歩に泣く