三重県四日市市の東名阪自動車道下り線で14日、高速バスとダンプカーが衝突、横転し、23人が重軽傷を負った事故で、県警は15日にも、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の疑いで、バスを運行していた「ロウズ観光」(岡山県倉敷市)を捜索する方針を決めた。 バスの運転手についても、けがの回復を待って詳しく事情を聞く方針。また、バスの運転手が連続11日間勤務していたことも読売新聞の取材でわかった。 同社によると、バスの運転手は今月3日に休みを取った後、4日から11日間勤務し、15日が休みの予定だった。4~6日と7~9日はそれぞれ2泊3日の観光ツアーのバスに乗務。10日夜から岡山―千葉間の高速バスの勤務に就き、この間、昼間はホテルなどで休んでいたという。 同社は「11日連続は長いと思うが、休憩時間も十分に確保しており、違法性はないと考えている。点呼の際、本人から体調不良の訴えもなかった」としている