東日本大震災で壊滅的な被害を受け、閉館していた作新学院大の図書館(宇都宮市竹下町)が再開されたのを記念し、同大教授らが寄贈した本を無償で配布するイベントが十四日から同図書館で始まる。十七日まで。
東北大学災害科学国際研究所による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」が、2012年2月より実施している「情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」の活動の現状について報告しています。 2012年2~3月に宮城県内の沿岸被災15市町において15名以上の活動員がヒアリングや写真撮影等の情報収集を行いました。その結果、ヒアリングを行なった被災者は合計813人、撮影された写真は約2万枚、チラシや掲示物等の震災記録は1,000枚になりました。現在整理作業が行なわれており、写真については7月上旬にウェブで公開される予定です。また、震災記録は東北大学附属図書館等によるキャンペーン「震災記録を図書館に」に移管されました。 今後は内陸部へも活動範囲を広げていく予定です。 「情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」が東日本大震災の発生から1年後の被災地の情報を収集しました。(東北大学等に
原発事故後、福島市で抑うつ状態を示す子供の割合が増加する傾向にあることが、福島大の調査でわかった。同大共生システム理工学類の筒井雄二教授が6日、調査結果を発表した。筒井教授は「原発事故により外で遊べないなどの抑制された状態が長く続いたためではないか」とみている。 調査は今年1月、市内の保護者2743人を対象に行われ、回収率は77%だった。 「子供が新たな活動に興味を持ちにくい」という状況が「よく起こる」「時々起こる」と答えた保護者は25%で、昨年6月の前回調査(15%)より約10ポイント増えた。「災害などを連想させることがあると腹痛や頭痛などを訴える」ことが「よく起こる」「時々起こる」としたのは前回(6%)より32ポイント増えて38%だった。 一方、「強くおびえることがある」など「恐怖・不安」を示す度合いは、前回よりも低下した。 筒井教授は「ストレスの全体量は変わっていないが、質が変化して
「新医学部、被災地に必要」 村井知事が国に直接働き掛けへ 村井嘉浩知事は4日の定例記者会見で、地域医療の充実に向けた大学医学部の新設について「東北、特に被災地では必要だ」と述べ、来年度予算の概算要求に合わせ、国に直接働き掛ける考えを明らかにした。 推進理由として村井知事は「他県の大学医学部から宮城県に医師を派遣する余裕はない。東北大医学部は研究に軸足を置いており、地域医療に目的を特化した大学が必要だ」と強調した。 東北市長会は5月の総会で医学部新設を求める特別決議を全会一致で承認した。県医師会は「既設医学部の定員増などで医師不足は解消できる」として反対している。 5閣僚が交代した野田再改造内閣に関しては「今国会では消費税増税法案を含め、重要法案が審議されている。与野党が協力して法案を成立させるための政治判断ではないか」と理解を示した。 防衛相に森本敏拓殖大大学院教授が起用されたこと
見上一幸・宮教大新学長に聞く 被災地の学習支える みかみ・かずゆき 東北大大学院理学研究科修了。宮城教育大助教授を経て94年教授。環境教育実践研究センター長、付属小校長などを歴任。07年総務担当理事・副学長。専門は生物学。神奈川県綾瀬市出身。 宮城教育大(仙台市青葉区)の新学長に、見上一幸氏(65)が4月1日付で就任した。東日本大震災の教育面の復興支援や、大学の運営方針について聞いた。(聞き手は報道部・佐藤素子) -学長就任の抱負は。 「少子化が進む一方、保護者からは質の高い教育が求められており、大学の責任は大きい。被災は岩手、宮城、福島3県の広範囲にわたる。被災地の大学との連携を進め、これまで以上に東北を意識して地域貢献に取り組みたい」 -震災後の6月、学内に教育復興センターを設けた。 「学生も職員も積極的に被災地の学校を支援し、大きな財産になった。本年度は気仙沼市の協力を得て、
教育・研究機関としての大学に、とりわけ文学部という社会・文化・言語・人間に関わる教育・研究をおこなう場所においてできることは、この東日本大震災について講義の中で学生たちとともに思考することではないだろうか。 文学と震災が接点がないようであることなども、他の震災本とは異なる内容となっています。難しそうなテーマではありますが、高校生にも読んでもらいたいために、できるだけわかりやすく書いた1冊です。 1 共感の遠近法 ■[共感の遠近法]と「罪なき罪悪感」 ■震災から見つめ直す人間と社会 ■震災とフランス文学 2 歴史に見るフクシマ ■戦後日本政治と原子力ーヒロシマからフクシマへの必然 ■日本近代の震災と娯楽ー文化に何ができるのか ■日本古代の震災記事 3 脱原発は可能か ■東日本大震災で、日本の社会は変わるのか ■震災とスポーツの奇縁
立教大と陸前高田市が連携協定、学生派遣や被災地の現状発信 協定書を交わし、握手する戸羽市長(左)と吉岡総長 岩手県陸前高田市と立教大は23日、東日本大震災の復興支援などに関する連携協定を結んだ。双方とも震災関連の協定を結ぶのは初めて。 市役所であった調印式で、戸羽太市長と吉岡知哉総長が協定書を交わした。立大は震災前の2003年から毎年、同市に学生を派遣し、林業体験を行うなど交流を深めてきた。昨年は震災の影響で中止したが、ことし8月末に再開する。 立大は仮設住宅に学生を派遣し地元住民と交流を深めるほか、定期的に陸前高田の様子を映像に収め、被災地の現状を発信していく。 戸羽市長は「立大とは長い信頼関係があった。今回の支援は大変心強い」と感謝した。吉岡総長は「学生たちにとっても、大きく育つきっかけになる」と強調した。
2012年6月10日付「東京新聞」と「中日新聞」の読書欄で、 『聞き書き 震災体験』を紹介していただきました。 ●被災地の生の声 「……3.11の大地震から一年余、震災の記録集が続けて出た。 赤坂憲雄編『鎮魂と再生』(藤原書店)、金菱清編『3.11 慟哭の記録』(新曜社)、 とうしんろく編『聞き書き 震災体験』(新泉社)。 震災の体験者自身が取材編集し、津波地震被害、原発事故に揺れた 現地からの生の声を伝える、どれも稀有な記録集だ。」
2012年5月1日に、阪南大学図書館が、2011年度に実施した東日本大震災の被災地の支援運動である「読書で募金」の実績を発表しています。「読書で募金」運動は、同大学の学生が図書館で本を1冊借りるごとに図書館から1円の募金を行うというもので、2011年度の実績は22,464冊(円)となったとのことです。なお、「読書で募金」運動は2012年度も引き続き行っていくとしています。 阪南大学図書館「読書で募金」活動 2011年度のご報告 (阪南大学図書館 2012/5/1付けの記事) http://www2.hannan-u.ac.jp/lib/support/dokusho-de-bokin.html 参考: 本を1冊借りると被災地に1円寄付 阪南大学図書館、「読書で募金」活動をスタート http://current.ndl.go.jp/node/18408
東日本大震災からの復興支援活動を進めている福島大は6月から、再生可能エネルギーの講義の一般開放や海外学生向けの短期留学プログラムなど新事業をスタートし、本県の復興への動きを加速させる。 再生可能エネルギーの講義は、福島大共生システム理工学研究科が産業技術総合研究所(産総研)と連携し実施する。 6月中旬以降、「再生可能エネルギー特論」や「風力エネルギー技術特論」など5科目の講義を週末に開催。原発事故後、注目が高まっている再生可能エネルギーの県内開発拠点の創出につなげるため、県内の企業関係者らに講義の開放を決めた。 講師は、2月に締結した連携協定に基づき、産総研の客員教員らが担当する。各科目は6月から11月にかけ全4回で行われる。 募集対象は県内の事業所の勤務者で、募集人数は1科目10人程度。31日までに、聴講希望理由などとともにメールで申し込む。 聴講無料。問い合わせは福島大共生システム理工
東日本大震災の津波で流出した茨城県の「六角堂」が再建され、2012年4月17日に完成式が行われました。4月28日より一般公開されます。六角堂は、正式には「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」という名称で、岡倉天心が設計した木造建築物です。2012年2月に流出を理由に抹消されるまでは国の登録有形文化財にも登録されていました。再建費用の約4,000万円の大半は寄付で賄われたそうです。 六角堂復活、復興に弾み 津波で流失、周辺住民「感無量」(MSN産経ニュース 2012/4/18付け記事) http://sankei.jp.msn.com/region/news/120418/ibr12041802070004-n1.htm 六角堂、再び 再建完了、28日から公開(東京新聞 2012/4/18付け記事) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news
掲載論文をPDFで公開しています。 データの複製(印刷・ダウンロード等)は、調査・研究、 教育又は学習を目的とする場合に限られます。 令和3年度研究成果報告書 ◇ 学内競争的研究経費(グループ研究助成) 数学分野を巻き込んだ衛星インターネットにおける通信性能のブレイクスルー ・・・・・ 内海 哲史 深層強化学習によるインターネット輻輳制御機構の高性能化 ・・・・・・・・ 松本 正晴 カーボンニュートラルな水素社会実現のためのバイオマスからの水素製造法の開発 ・・・・・ 浅田 隆志 原料へのナノ・マイクロ粒子付与による多重機能を有する材料の創製 ・・・・ 中村 和正 原子力被災地域における伝統食の継承とコミュニティの再構築に向けた基礎研究 ・・・・・ 荒井 聡 福島県内旧制中等学校等の植物標本類の現状把握と植物学的・教育学的分析 ・・・・・ 黒沢 高秀 未活用微生物資材を利用した
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月2日 《JST主催》「トップサイエンスによる社会変革への挑戦」―JSTの第2回ACCELシンポジウム開催 サイエ
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