京都大学の立て看板(タテカン)をギャラリーで展示。京都市立芸大で企画展「Re/place」開催京都市が制定した景観条例にもとづき、京都大学が撤去した立て看板(タテカン)。ネット上でも賛否を呼んでいるこのタテカンをテーマにした展覧会「Re/place」が、京都市立芸術大学内の芸大ギャラリーで開催される。会期は5月19日、20日の2日間のみ。 展示風景 提供=小金沢智 「立て看板」(通称タテカン)は、おもに大学において部活の部員勧誘や、催事の宣伝、あるいは学生運動のスローガンの主張など、様々な役割を持つものとして広く知られている。そのタテカンが、5月13日をもって京都大学から撤去されたことがネット上で様々な賛否を呼んでいる。 京都大学の立て看板は、大学がある京都・百万遍の風物詩として、あるいは京都大学のアイコン的存在として、長年その姿をとどめてきた。しかしながら、京都市は立て看板が市条例に違反
東京大学生協は8日、同大学の中央食堂に展示されていた画家の宇佐美圭司さん(2012年死去)の絵画作品を、食堂の改修工事に伴い、昨年9月に廃棄処分としていたことを明らかにした。生協は「知識がなく軽率な廃棄の判断となり、深くおわびする」とのコメントを発表した。 生協によると、展示されていたのは縦3.8メートル、横4.8メートルの作品「きずな」。1976年に生協創立30周年の記念事業の一環で宇佐美さんに依頼して制作され、生協が所有していた。 中央食堂は昨年、全面改修工事を実施。工事の監修に当たった教授は作品を保存する方向で新たな設置場所を… この記事は有料記事です。 残り303文字(全文573文字)
東京大学生協は8日、同大学の中央食堂に展示されていた画家の宇佐美圭司さん(2012年死去)の絵画作品を、食堂の改修工事に伴い、昨年9月に廃棄処分としていたことを明らかにした。生協は「知識がなく軽率な廃棄の判断となり、深くおわびする」とのコメントを発表した。 生協によると、展示されていたのは縦3・8メートル、横4・8メートルの作品「きずな」。1976年に生協創立30周年の記念事業の一環で宇佐美さんに依頼して制作され、生協が所有していた。 中央食堂は昨年、全面改修工事を実施。工事の監修に当たった教授は作品を保存する方向で新たな設置場所を指定していたが、情報が共有されなかったという。生協は、作品を残したまま設計を変更するか、廃棄かの選択をしなければならないと誤認。廃棄の判断をした。 東京大も8日「本学にも責任がある」と謝罪。「学内に存在する数多くの学術文化資産について、正確な情報共有を徹底したい
東京大学(東京都文京区)安田講堂前の地下食堂に飾られていた著名画家の大作が、施設改修で行方不明になっていた問題で、食堂を管理する東大生協が8日、正式に廃棄を認めた。ホームページに「貴重な文化資産である作品を失うことの重大さに思いが至らなかったことを深く反省する」などとした「お詫(わ)びと経緯」を載せた。 飾られていたのは、1972年のベネチア・ビエンナーレで日本代表を務めた故・宇佐美圭司さんの4メートル角の作品「きずな」。生協によると、76年に生協創立30周年記念事業として制作を依頼したという。 今年3月の食堂改修を前に生協と大学で作品の取り扱いを検討したが、絵が壁に固定されていて技術的に取り外せないなどと議論になり、生協は昨年9月に廃棄したという。生協は専門家に相談せず、「実際には可能であった搬出や保護の方法について検討を怠った」「作品の芸術的価値や文化的意義について十分な認識を共有しな
東京大学中央食堂は、東京大学140周年記念事業の一環として、老朽化が著しかった内装の全面改修工事及び厨房機器一式の取替を行い、2018年3月末に完成して皆様にご利用いただいているところです。ところが一部マスコミ等でも報道されたように、1977年の竣工時から約40年にわたって食堂の壁面に展示されていた宇佐美圭司氏の絵画作品が、改修工事の過程において廃棄処分とされていたことがこのほど判明いたしました(詳細な経緯につきましては、東京大学消費生活協同組合のホームページに掲載されている「東京大学中央食堂の絵画廃棄処分についてのお詫びと経緯のご報告」をご覧ください)。 この絵画の所有権は東大生協にあり、東京大学の資産管理下にはありませんでしたが、工事の監修にあたった本学の教授は、作品を保存するべきであるという立場から、打ち合わせの段階で、意匠上も機能上も問題のない新たな設置場所を具体的に指定しておりま
東京都文京区にある東京大学安田講堂前の地下食堂に飾られていた著名画家の大作が、3月末の施設改修に伴い、廃棄されていたことが、大学などへの取材でわかった。2012年に亡くなった宇佐美圭司さんによる4メートル角の作品だった。宇佐美さんの作品には数百万円の値を付けるものもあり、専門家は「絵の価値を知らなかったのではないか」と指摘している。 宇佐美さんは武蔵野美術大教授、京都市立芸術大教授などを歴任し、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。さまざまなポーズの人型を円環状に繰り返し描く知的な画風で知られ、1972年の「ベネチア・ビエンナーレ」では日本代表を務めるなど内外で活躍した。廃棄された絵は、77年に大学側から依頼され制作したものだった。 食堂を管理している大学生協はホームページで、絵の行方を尋ねる質問に対し、「新中央食堂へ飾ることができず、また別の施設に移設するということもできないことから、今回、
2016年7月11日から7月31日まで、島根大学附属図書館で、桑原羊次郎・相見香雨研究会と同館の主催により、「松江が生んだ美術史家・相見香雨「自筆調査録」」展が開催されます。 研究会は、松江出身の著名な美術史家である相見香雨が長年にわたって書き綴ってきた「自筆調査録」全240冊(42帙)を所蔵者である九州大学文学部から借り受けて資料のデジタル化作業を行ってきており、今回、その作業が一段落したことから展示されるもので、同資料の地元での初公開になるとのことです。 展示では、「自筆調査録」から、琳派研究など代表的な日本美術調査記録、雲州松平家や八重垣神社など地元ゆかりの名品鑑賞記、そして松江に疎開し地元有志と美術サークル「審美会」を主催していた昭和20年代前半の日記などが、関連資料とあわせて展示されます。また、『雲州餘彩』(大正11年刊)をはじめ相見の貴重な著作を多数紹介するとのことです。 展示
民芸に心を揺り動かされ陶芸家を志し,濱田庄司(はまだしょうじ)と同じ益子での思索・作陶を通じて,〈縄文象嵌(じょうもんぞうがん)〉という独自の美を編み出す。 photo:Tsuyoshi INUI 1919(大正8)年,東京・愛宕のくみひも組紐師,島岡米吉の長男に生まれる。旧制府立高校三年生の時に,日本民藝館で出会った 河井寛次郎(かわいかんじろう)や濱田庄司の作品に感動し,民芸の陶芸家への道を決意する。1939年,東京工業大学窯業学科(ようぎょう)に入学。翌年,益子に濱田を訪れ,卒業後の入門を願い許されたが,太平洋戦争となり1942年赤羽工兵隊に入営,翌年ビルマへ。その際も作陶への想いは強く, しの 志野茶碗を常に携行。生還した1946年,濱田に師事する。 1950年,栃木県窯業指導所に勤務,1953年の退職後,益子に住居と窯を構え,1954年に初窯をた焚く。濱田から「早く自分の個性ある
「茨城大学 国際 岡倉天心シンポジウム2016」イベント特設サイト 茨城大学は、 9月4日(日)、「国際 岡倉天心シンポジウム2016」の特別企画として「北茨城市 五浦探訪」を開催いたします。 五浦の六角堂・旧天心邸といった史跡や、茨城県天心記念五浦美術館など地域の観光スポットを巡りながら、趣向を凝らした「珈琲茶席」や、天心が手がけたオペラ「白狐」の公演、六角堂に展示される映像インスタレーション作品の鑑賞などを楽しむツアーです。 多数の皆さま方のご参加をお待ちしております。 ※こちらのイベントにつきましては、定員80名以上のお申し込みをいただき満員となりました。ありがとうございました。 なお、ハイライト公演「天心オペラ《白狐》」(無料)については、席数にまだ若干の余裕がございますので、参加を希望される方はお問い合わせください。また、珈琲茶席につきましても、満員につき十分なおもてなしができま
仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスで、礼拝堂のステンドグラスの歴史や美術的価値を解き明かそうと鑑定調査が始まった。創立130周年事業の一環で、11月には結果が判明する。 ステンドグラスは縦約4メートル、横約3メートルで、1932年3月の礼拝堂落成に合わせて正面に取り付けられた。キリストが11使徒に最後の祝福を与えて昇天する様子を極彩色で描いている。 19世紀の英国を代表するステンドグラス工房「ヒートン・バトラー&バイン」が制作。費用は現在の金額で5000万円以上とされる。 初日の13日は横浜市にステンドグラス工房を構える平山健雄さん(67)が、寸法を測ったりサインを確認したりした。平山さんは「バトラーのステンドグラスが仙台にあるとは思わなかった。構図は完璧。図案や表現技法を調べ、価値を明らかにしたい」と語った。 同大の出村みや子教授(古代教会史)は「一部に傷みもある。修復やクリ
国立台北教育大学でデジタルデザインなどを学ぶ学生の作品を集めた展示会が18日、石垣市立図書館で始まった。20日まで。同大の楊孟哲教授が八重山台湾親善交流協会(石垣久雄会長)に働きかけて実現、大学側から学生28人を含む35人が17日から石垣島を訪れており、21日までの滞在期間中、3高校との意見交換も予定している。 模型、水彩画、写真、版画などの作品30点余を紹介。台湾の先住民の一つ、パイワン族の文化を模型で表現した林恆安(リン・ヘンアン)さん(3年)は「祭祀(さいし)や神話を一つ一つ模型で表現した。台湾の文化を感じてもらいたい」と話した。 初日はオープニングセレモニーがあり、同大の蔡元芳(ツァイ・ユエンファン)教務部長、石垣会長、琉球華僑総会八重山分会の王田達夫分会長がテープカットを行った。 石垣会長は「パイワン族の模型を見て、心で感じるものがあった。文化や芸術の交流に期待したい」とあいさつ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く