古くから追いかけ、応援してきたアーティストが少しずつ遠く大きな存在へと進化していく。今までと違うスピードでファンが増えていくことへの葛藤。そのバンドやバンドマンは大好きだし、頑張ってほしいとは思っているのに。簡単には消化できない複雑な気持ちと相対することもあります。 かく言う筆者もこうした気持ちを過去何度も経験してきましたが、たまたま知人に連れて行かれたミュージシャンでシンガーソングライターの大石昌良さんが実施する「弾き語りラボ」で、ある衝撃的なMCと出会いました。それが、「僕はアニソンに携われて本当に良かったと思っています。なので、あえて言います。ずっと応援してくれている方、アニソンをやっている僕を認めてください。全部僕です。大石昌良です」という言葉です。 大石さんは、スリーピースバンド「Sound Schedule」でデビューし、2006年にバンドが解散(後に再結成)した後に“大石昌良
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