表面上はそれほど中国色が出ていないと思われたタイの国、長く住んでみると、相当な中国色が混ざっている。しかし、これほどタイ色に混ざってしまった華僑も世界に例を見ないであろう。 タイの国の人口、6000万人のうち、華人系は10%と書いたが、推定600万人になる。そのうち半分の300万人は、バンコクに住んでいると言われている。ということは、バンコクの2人に1人は華人系ということになる。ところが、表面上その雰囲気は全くない。 街中の表示はタイ文字がほとんどであるし、中国風の屋根も皆無だし、街で中国語を聞くこともない。お会いする人も全員タイ人の名前だし、社員の名前も全員タイの名前である。ましてや、中国本土でも稀になった中国服などお目にかかることはない。正統的な中国料理店もあることはあるが、日本での中華料理屋の数の方が圧倒的に多いであろう。格はいろいろあるが・・・。 出張中、及び住み始めたころは、それ
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