・『虫曼荼羅』岩下均 著 春風社 2004年 p.9「今日の民謡の直接の祖ともいうべき、江戸中期の六八か国、三九八首の民謡を集めた『山家鳥虫歌』には、よく知られた「恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」(初出は室町時代の歌謡集『閑吟集』。一五一八年)という歌が収められている。」と記述あり。 ・『山家鳥虫歌 近世諸国民謡集』浅野健二 校注 岩波書店 1984年 「〔畿内五国〕山城国風」の章で、 p.23に「恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」の歌と注釈が掲載されている。 「和歌の世界では、…(略)…蝉と蛍は恋情に焦がるる虫として対照されるが、これも室町小歌から近世歌謡まで広く愛唱された名歌。特に「鳴かぬ蛍」は忍ぶ恋の歌として、『源氏物語』蛍巻の「声はせで身をのみ焦がす蛍こそいふよりまさる思ひなるらめ」以下、諸歌謡集に散見する。」と記述あり。 補注としてp.257に、「『
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