オランダの裁判所が、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の輸入差し止めの仮処分を出していた問題で、同裁判所が仮処分を取り消したことが11日、明らかになった。 同裁判所は、PS3に搭載されているブルーレイディスクの関連技術が、韓国・LG電子の特許を侵害した可能性があるとして、10日間の輸入差し止めの仮処分を出していた。 関係者によると、同裁判所は10日、両社の関係者から聞き取りを行い、「特許侵害にはあたらない」というソニーの主張が認められた。 オランダの裁判所で仮処分が覆るのは極めて異例という。 PS3の輸入停止問題が短期間で収拾したことで、ソニーの業績への影響はほとんどないとみられる。