今回は、ロックバンド・Base Ball Bearのリーダー、小出祐介さんにマンガへのアツい思いを語っていただきます。聞き手は、音楽ジャーナリストとして幅広く活躍されている鹿野淳さんです。 ——今日は、小出くんの中にあるマンガ観や、ミュージシャンとしての背景にマンガカルチャーがどういうふうに根付いてるのかをお聞きしたいんですが。まず、今の小出くんにとってマンガはどんな存在なんですか? 小出:自分の最近のマンガとの付き合い方って、音楽を聴くことに近いのかなと思っていて。たとえばストリーミングで音楽を聴くっていう人が今は多いじゃないですか。個人的にはストリーミングで音楽を聴くっていうのは、最初は若干抵抗があったんですよ。そんな頃にふと、携帯のアプリでマンガを読んでみようと思って使ってみたんです。そしたらね、『よく考えたら、手のひらサイズでかさばらずマンガが読めるって最高じゃん!』って思ったんで