少年K(当時19歳)を中心とした不良少年グループ6人が大高緑地公園でアベックを襲撃し、Kを除く男3人が女性を集団強姦した。その後、Kら2人が被害者2人を相次いで絞殺し、死体を三重県の山中に遺棄した。 6人は本事件の直前、名古屋港の金城埠頭で別のアベック2組を襲撃し、うち1組を負傷させて金品を奪う事件を起こしていた。
事件で殺害された被害者は、男性A(当時41歳)と妻B(当時38歳)、次女C(当時17歳:静岡英和女学院2年生)[24]、長男D(当時14歳:市立袖師中学校3年生[注 4])の一家4人である[26]。 事件現場は、静岡県清水市横砂651番地の1[1](現在の静岡市清水区横砂東町[2]:位置座標)に所在していた被害者A一家の住宅である[1]。この住宅は木造平屋建132 m2の住宅で[24]、は旧東海道に面しており[27][2]、東海道本線の線路に面した住宅の1軒西隣に建っていた[注 1][24]。同宅に併設されていた土蔵は2023年3月時点でも事件当時のまま残っており[33]、その外壁には焦げ跡の黒い煤が残されている[2]。 事件現場の家は事件後に建て替えられ[注 5][27][2]、事件に巻き込まれずに生き残ったA・B夫婦の長女(C・D姉弟の姉)が暮らしていたが[35]、事件から50年が経過
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