米国政府が求める厳しい要件をクリアしたファイル暗号化製品「FinalCode」 金融業界におけるサイバーセキュリティを取り巻く状況は、昨年から引き続き予断を許しません。特に不正送金の被害は年々増加の一途を辿っており、対策が急務だといわれています。フィッシング詐欺によるID/パスワード窃取はもちろんのこと、近年では特定の金融機関にターゲットを絞った標的型攻撃により顧客の個人情報を盗み出し、オンラインバンキングを不正使用する手口が急増しています。加えて、内部犯行による個人情報や機密情報の盗難リスクにも、常に目を光らせておかなければなりません。 こうしたリスクに対処するため、各金融機関は日々セキュリティ対策や情報漏洩対策に追われています。マルウェアの侵入を防ぐための入口対策、情報の外部持ち出しを水際で防ぐための出口対策に加え、近年ではマルウェアの侵入や内部犯行を前提とした「内部対策」に力を入れる