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ブックマーク / essa.hatenablog.com (11)

  • サマータイムによって組織の決断力が問われるのかもしれない - アンカテ

    サマータイムに対応する方法は3つある。 なにもしない うまくやる きちんとやる 「きちんとやる」とは、「コンピュータが処理する全てのデータの時刻について、オフセット値を明確に定義した上で、そのデータの処理方法が適切か確認する」ということだ。 簡単に「きちんとやる」を行なうには、システム時刻、データベース、通信をUTCに統一し、画面上の入出力などでは既存の国際化ライブラリを使えばいいだろう。この考え方であれば、オフセット値がどうなるかはその項目が人の目に触れるものであるかどうかで判断できる。 全ての時刻の項目を見直すというのは、プログラマの作業量としては膨大なものになるが、個々の判断は簡単なことが多い。 「なにもしない」は、コンピュータのプログラムもシステム時刻も一切変更しないというものだ。時計に「9:00」と表示されていたら、人間がそれを見て「ああ、今7:00 か」と読みかえる。10:00

    サマータイムによって組織の決断力が問われるのかもしれない - アンカテ
  • コンピュータシステムのサマータイム対応を巡る二つの楽観論 - アンカテ

    いきなり来年から日でサマータイムを導入するという話が出てきて、私には到底実現できない話としか思えなかったが、自民党の少なくとも一部の方々は気で考えているようだ。そもそも、私にはメリットがどこにあるのかわからないがそれは置いておいて、コンピュータシステム側の対応が非常に困難であるということを、なるべく一般の方にわかるように説明してみたいと思う。 5chとツィッターを眺めて見ると、同業者の人は私と同じ意見が多数であるように見えるが、一部楽観的に見ている方もいるのに驚いた。何事にもいろいろな見方があるので、賛否両論の意見があって議論していけばいいことではあるが、その楽観論を見ていると、全く違う立場の二種類の楽観論がある。何がなんでも自分の立場が正しいと主張する気はないが、この二種類の楽観論が絶対両立しないことは確かで、ここだけはハッキリしておかなければならないと強く言いたい。 最悪のケースは

    コンピュータシステムのサマータイム対応を巡る二つの楽観論 - アンカテ
  • スマホのリスクについて教えるなら、大事なのは「パブリック」という概念を理解させること - アンカテ

    【問題提起】篠原嘉一氏に情報教育の講演を依頼する前に考えていただきたいこと 〜ITエンジニアから見た、情報教育のあり方について〜 - give IT a try うーん、この告発の通りなら、この講師の方は、はっきりと間違った知識を子供たちに教えていることになるので、大きな問題だと思います。そこは、すぐに訂正してほしいです。 でも、これは講師の人の個人的な主観というよりは、先生方や保護者の要望を取り入れて数をこなしていくうちに、そういう方向になっていったということだと思います。 個人的には、「子供たちに嘘を教えている」ということに対して、先生方の反応が鈍いということがショックでした。学校の先生というのは初等教育といえども学問を教える人ですから、「知識の正しさ」というものにはもっとこだわりがあってもいいんじゃないかと思います。 それで、「小学校の先生のミッションは何だろう?」ということを考えて

    スマホのリスクについて教えるなら、大事なのは「パブリック」という概念を理解させること - アンカテ
  • リッピング違法化から始まる法律のローカルルール化 - アンカテ

    武士が政権を取るとは、武士の決めたローカルルールが天下国家を仕切るパブリックなルールになるということである。 同時に、それまでのパブリックなルールだった、朝廷の決めたことは京都のローカルルールになってしまった。これは武士が、他の全ての人間の意思に反して、暴力だけで押しつけた結果ではなく、むしろ、「どちらのローカルルールがまともか」という争いに勝ったということである。 2ちゃんねるのローカルルールが法律に反していたら、当然、ローカルルールを曲げて法律に従うべきだと、今はみんな思っている。 それと同じように、平清盛の時代にも、武士のルールは武士の世界だけに通じるローカルなもので何の普遍性もないと誰もが思っていた。当時のパブリックなルールは、奈良時代に制定された律令を基として朝廷が決めたことで、これが武士の世界の上にあると思われていた。 武士とは、もともとは何事も暴力で解決する乱暴な人たちとい

    リッピング違法化から始まる法律のローカルルール化 - アンカテ
    wushi
    wushi 2012/06/19
  • b-casカード不正改造問題の本質はカードの交換を不可能にしたこと - アンカテ

    b-casカードの不正改造問題が騒がれているが、「カードがクラックされた」ということではなく「カードが交換できない」ということが問題の質で、この点がクローズアップされるべきだと思う。 鍵を盗まれたのかアルゴリズムに欠陥があったのか? 2ちゃんねるでは「b-casカード完全解析」とか「b-casカード終了」とか言われているが、暗号化アルゴリズムが破られたわけではない。 「暗号化アルゴリズムが破られた」という言葉は、鍵無しで暗号文を復号する方法が発見された時に使うべきだ。暗号化アルゴリズムが知られても、鍵が無ければ破れない暗号はたくさんある。というか、来は、暗号化アルゴリズムは公開され(てレビューを受け)るべきもので、中身を知られてから暗号文をどれだけたくさん集めて研究されても、鍵無しでは絶対に(現実的な計算時間では)復号されないということがアルゴリズムの役割である。 今回のクラッキングは

    b-casカード不正改造問題の本質はカードの交換を不可能にしたこと - アンカテ
  • グーグルの野望は「初音ミク」排除なんて小さいものではない - アンカテ

    「初音ミク」画像がネットから“消えた”? - ITmedia News これが、他のヴァーチャルアイドルの販促を企む企業グループによる陰謀だということで、2ちゃんねるでは大騒ぎになっているようです。「グーグルの公共性」と「陰謀論」がからんだ話題ですから、「グーグル八分」という言葉の発案者としてスルーするわけにはいきませんね。 しかし、結論から言えば、これは人為的な検閲ではなくて、画像検索の特性による情報の遅れだと私は考えます。つまり、グーグルの画像検索は、収集した情報の鮮度において、他の検索エンジンより劣っている為に、急速に立ち上がった「初音ミク」ブームに対応しきれなかったということでしょう。(タイトルはある意味「釣り」です) 2ちゃんねるでは、この主張に対する反例として、次の例が上がっています。 sweet ann - Google イメージ検索 時津風 - Google イメージ検索

    グーグルの野望は「初音ミク」排除なんて小さいものではない - アンカテ
    wushi
    wushi 2007/10/25
    日グルは技術職を集めて開発拠点を目指してるので「営業所」はさすがに失礼かなぁと
  • 読めば確かに「コンテンツの未来」を感じて気持ちが明るくなるよ - アンカテ

    CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X) だから目先の、というかたくさんの人を納得させる理屈だったり、これで儲かっていからとか、こうやったら儲かりますよというようにいわゆるマーケティングをベースにした企画書を書くとそうなるんですよ。でもそうじゃない。コンテンツは、実は「人の心」というわけのわからないものを動かしてナンボだ、っていうことにもう一回戻っていかないと、当にやせ細っていくだけだと思う。(P26 土屋氏発言より、強調は引用者) 冒頭の鼎談で出てきた、この発言を読んで「ああ、もうこれで元を取った」という気になった。 「元を取った」と言っても、実はこのは献でいただいて読んでいるのだが、タダでもらえたからといって気楽に読み流せるわけではない。 私にとっては、献をいただくというのは相当なプレッシャーであり、むしろ自分の金で買って読ん

    読めば確かに「コンテンツの未来」を感じて気持ちが明るくなるよ - アンカテ
  • 偽装請負合法化の先にある日本的経営は誰を幸せにするのか? - アンカテ

    酔うぞの遠めがね: 日経団連会長の発言は 酔うぞの遠めがね: 日経団連会長の発言は・その2 酔うぞさんと同じく、御手洗経団連会長の発言には非常に違和感を感じます。気にかかるので全文引用しておきます。 日経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は13日、大分市内で記者会見し、製造業の現場で横行する「偽装請負」の解消を目指し、経団連で対策を検討する方針を明らかにした。違法な労働契約の状態を是正する一方、請負会社の従業員の能力を発注企業の指導なしで請け負える水準まで向上させる対策が必要との見方を示した。 偽装請負はキヤノン体やグループ各社で発覚し、労働局から指導を受けた。御手洗会長は「法律では請負労働者は派遣された企業で仕事をすべて請け負わないといけない。だが、現実には(発注企業が)何の心配もせず、(請負労働者が求められた)仕事をできることは難しい。だから(キヤノン側が)つい必要に迫られ

    偽装請負合法化の先にある日本的経営は誰を幸せにするのか? - アンカテ
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - RiyaはRiyaの技術の最もつまらない応用例でしかない

    タイトルを思いついてから、念の為、Riyaのサイトを久しぶりに見てみたけど、予想以上にひどかった。 ひととおり見ても、何ができて何が嬉しいのか全くわからない。変にAjax使ってて、悪いインターフェースの見みたいだ。Riyaを知らない人は、CNET Japanの記事の方を見た方がいいだろう。 よくわからないけど、写真から顔が認識できるということが凄い技術であることは間違いない。でも、この技術の可能性はRiyaのサイトを見ても全然わからない。 これは、Flashという技術を作り出した人が、Youtubeやのまネコのことを予想できなかったのと同じだ。 YoutubeがRiyaを買収したら、かなり面白いことになるような気がする。あの膨大な動画の中にある顔が全部自動認識されて、同じ顔が相互にリンクされるのだ。 同じ人物が登場している動画の関連づけで、たとえば、辻と加護が関連していることなんかは、動

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - RiyaはRiyaの技術の最もつまらない応用例でしかない
  • Googleがしている明白に邪悪なこと - アンカテ

    Google論は一筋縄ではいかない」というのが私の持論ですが、現在、Googleは明白に邪悪なことをひとつしていると思います。 それは、悪徳商法?マニアックスに関するGoogle八分問題を解決しないまま、「不当な検閲はしてない」と日法人の社長がメディアを通して訴えていることです。 悪徳商法?マニアックスのGoogole八分は現在も継続中(こちらに出ている方法で誰でも確認できます) 一方、Beyondさんの個人情報晒しについては放置、謝罪等も無し 佐々木俊尚氏のグーグルGoogle 既存のビジネスを破壊するでもこの問題が取りあげられている 「不当な検閲はしてない」とメディアを通してアピールしている この4点のどれかが欠けたら、私としては「明白に邪悪」とは言えないと思います。私企業の公的な責務は、経営者の判断にゆだねられる部分が大きく、このような前例の無い問題は、コンセンサスを得るまでに

    Googleがしている明白に邪悪なこと - アンカテ
    wushi
    wushi 2006/07/28
    サイト削除に対するグーグルのダブルスタンダードを指摘しています
  • 連続的で不可視の「プロジェクトX」たち - アンカテ

    プロジェクトX」成功の原因は、プロジェクトを描くフォーマットにあった。つらいプロジェクト、成功への道は見えない。そこで「男たちの逆転をかけたドラマ」(だいたい番組開始35〜40分ぐらいだったか。「水戸黄門」を想起させる)が始まって、めでたくプロジェクトはうまくいく。 多くの人々がこのパターンにはまり、日PTA全国協議会は「プロジェクトX」を2003、2004年度の「子供に見せたい番組」に選定するまでになった。 少し考えれば、この構図が欺瞞(ぎまん)であることはすぐ分かる。「男たちの逆転をかけたドラマ」を仕掛けなければならないという時点で、すでにプロジェクト管理は失敗しているのだから。 適切なプロジェクト管理によって、潜在的な危機を事前に回避して当に成功したプロジェクトはドラマにも研究材料にもなりにくい。従って、なかなか人の目に止まらない。 日Rubyカンファレンス2006というイベ

    連続的で不可視の「プロジェクトX」たち - アンカテ
    wushi
    wushi 2006/06/14
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