アレックス・ザナルディ、ロンドン・パラリンピック出場までの道程 : F1通信彼はCARTとF1でレーシングをしていた当時、トレーニング用に自転車を持っていたが、単につまらない課題に過ぎなかった。しかし、彼が初めてハンドサイクルに乗った時、その気持ちは一変した。 2001年ドイツのユーロスピードウェイで開催されたCARTイベント中の恐ろしいクラッシュで両脚を失ったザナルディは「ハンドサイクルのクランクを初めて押したその瞬間、とても気に入った」と語った。 「手を使う自転車は、今やわたしの大きな情熱だ。体を鍛えるためにハンドサイクルを使い始め、それからもう少し頑張ることに決め、それがどんどん続いて行った」 実際、彼はモーターレーシングをあきらめるほど新しい乗り物に夢中になり、文字通り金メダルを目指すことに決めた。 3年間ハンドサイクルに取り組んだあと、ザナルディは、2012年パラリンピックにイタリア代表として9月にロンドンに向かう。彼はロードレースとタイム・トライアルの
